キッチンの天板を作ってみる その1

なんちゃってキャンピングカー

めざせ「なんちゃってキャンピングカー」。通常時は普通の車。キャンプ時はキャンピングカーとして使いたい。そのためにはキャンピングカー装備は可搬式である必要がある。
というコンセプトでいろいろ考えています。

とりあえずシンク(ギャレー)は用意しました。ガスはキャンプのを使えば良い。なので、カーゴルームに据え付け用のキッチンを用意することができそうです。まさにキャンピングカー。でも取り外せるようにします。なぜなら、ノーマル利用が大半だから。使わない機能に場所を取られ続けるのはいただけない。ぶっちゃけキャンプ時・災害時にしか使用しないわけです。

とはいえ。キッチンスペースの台というかテーブルを作成するわけですから、かなり本格的な物になります。本格的というか大物?
なので、設計はガッツリする必要があるでしょう。それからテーブルのカットも大事です。車の凸凹に合わせてカットしてピッタリフィットさせる必要があります。そうしないと奥側が隙間だらけになるのもそうですが、手前(カーゴルーム中央部)に余分に出てくることになり。空間を無駄に使用して劇狭になってしまいます。

とりあえず簡易的な採寸としては、カーゴルームの横幅は120cmから140cm。タイヤハウス部分は90cmです。奥行きは最大で155cm。ノーマル時で100cmと言ったところです。
一方、作成したギャレーは40cm幅です。
ということは、テーブルの奥行きは50cm程度が限界。となるでしょう。サードシートを跳ね上げた状態ですから、あまり高くは設置できません。
そして、ガスバーナーを使うことを考える必要があります。ギャレー横でなければならない。と言うことはないのですが、近くの方が使い勝手が良いでしょう。でも椅子とかのそばだと燃えてしまう可能性があります。ガードなども必要でしょう。
さらに。最終的にはポータブル電源や冷蔵庫、電子レンジの設置も考えています。これらをどのように配置するか。
そのほかには、キャンプ道具など荷物も積載する必要があります。

空間の使い方、かなり綿密に考えないといけませんね。
そもそもまだ購入していないポタ電や冷蔵庫。電子レンジはある程度大きさは予想できますが、それらの予想サイズも決めておかないといけません。そういった調査・購入対象の仮決めなどまで行わないと設計ができない。ということになります。

それぞれをセパレートに台を作成する。と言う方法もあります。基本的にはその方向で考えますが、セパレートと言うことは一体型よりも場所を取るということにもなります。
ただでさえ小さいノーマル車で、それはある意味致命的でもあります。

これらの問題をどうやってクリアするのか。逃がすのか。
考えるだけでもワクワクしてしまい、夜も眠れません ←病気?www

いやぁ、楽しいなぁ。
まずはシンク台を作成しようと思います。

で、とりあえず実際にイメージするために、天板のモックを作ってみることにしました。最終品ではなくお試しです。
まずは採寸・・・なんですが、リスのケースをどうするかで計る場所も変わってきます。埋め込み式にするのか、都度設置型にするのか。(常設はなしです。単体で持ち運べるようにしているため(テント内とかに持ち込む)です)
数週間考えて、天板にケースをの外周部分を引っかけるタイプにしました。引っかけると言っても底面は板に乗せる形にします。が、どのみち天板に穴を空けないとケースは入りません。そして、ひっかけの部分を採寸・・・どうやって?(謎)

紙を押し当てたり貼り付けたりといろいろやりましたがうまくいかず。結局ケースをひっくり返して紙に乗せ、1/4だけテーブルに引っかけて内側をなぞる形で型紙を作成しました。
その型紙をベースに段ボールに転写。カッターなどでカットしてケースを入れてみます。うまくいかないので微調整を繰り返して型紙完成です。
型紙
サイズ確認
うん、大まかなサイズは良いようです。ちょっと引っかかっているのでそこもカット・微調整。
型紙微調整完了
微調整完了。取っ手部分の違いが分かるかな?

ここでキッチンの板サイズを考えます。リスのケースは40cmくらいの幅があります。なので、板としては45cmは必須となります。作業台をどうするか?などいろいろ考えないといけません。
今回は、45cm幅の桐の板の最大サイズである91cmの板を購入(1518円)し、型紙から板に書き写しました。
板への位置決め(ビニール上)
包装ビニールに置き場所を模写。ちょっと水切り。とかのスペースを考えると60cm幅が良いのかな?でも排水エリアも20cm近くは必要。となると91cm幅というのは妥当なのか?

んー・・・排水には15cmくらい必要。そして板厚1.5cmで考えると・・・箱にするので、天板なので下に壁面を付けたい。ということは板厚を減らす・・・。結局は・・・?20cm弱必要で、これでケースを入れると60cm超。うん、91cm幅は正解だったかな。まぁ長ければカットすれば良いんだしね。

ということで、ビニールを剥がして書き写しです。円部分はコンパス、直線は定規を使います。
板に型取り記入

中央付近にφ10mmの穴を空け、あとはジグソーでカット。人生2度目のジグソーです(うまくできるのかな?)

試行錯誤して、こんな感じになりました。
ジグソーで中央のでかい部分をカット
のこぎりとカッターで微調整
ジグソー、うまく使えてないです・・・最初ははねまくり。後半は力の要れ加減さへわかればいけそうな気配、
最後はのこぎりとカッターで形や出っ張りを成形します。

そして完成。まずはケースにかぶせてみます。
貫通チェック:OK
通りました。稼働部分もクリアです。ちょっとガバガバなのはご愛敬(で済むのかな?)
取っ手も上げ下げ両状態が可能です。

引っかかり具合の確認:OK
ちゃんと上から入れて引っかかるか確認

取っ手部分の切り欠き
取っ手部分のアップです。上げておくことも下げておくことも可能ですが、基本は下げておきます。

 
 
これで天板のモックが完成です。水を扱うので防水をどうするか考えないといけません。
が、これでイメージをつかみやすくなります。
#面倒なので、このまま本番でも使いそうな気配・・・