ポタ電と冷蔵庫を仮で置いてみた

なんちゃってキャンピングカー

ポータブル電源と冷蔵庫、電子レンジと一通り購入して「なんちゃってキャンピングカー」の装いのための道具が揃ったところで、実際に車に置いてみることにしました。ギャレーはその後でどう置こうか考えることにします(どの程度空きが出るのかを把握してから)。

で、冷蔵庫とかポタ電を床に置くだけでは芸が無いというか、それらの上空がもったいないのは考えるまでもありません。狭い車内を有効活用するためには、モノの配置が重要で、しかもそれは平面では無く高さと階層を含めた3次元(モノを置くという次点で3次元で、そこに階層という次元をプラスするので4次元?(3次元ではありますが))で、しかも効率よく考えなければいけませんし、走行中に崩壊してもいけない。という制約がプラスされます。

そんなわけで備え付けのラックを設えるのが一番なんですが、それでは『なんちゃってキャンピングカー』の「通常時はノーマル車」「可搬性」が損なわれるというか無くなるので却下です。となると移動可能なラックと言うことになってきて、それらに道具を固定させるすべが必要。と、難易度が上がります・・・

これらを低予算(おい)で実現する。しかも重量物。答えは「ワイヤーラック」ということになるかなぁと。これは最初から結論が出ていた方法です。実際に使えるのかはやってみないと分かりませんけど、やらないと始まりません。
そこで、手持ちのφ19mmのポールと、冷蔵庫の大きさに合わせた棚板(70x40cm。あるにはあるのですが、普通のお店では扱ってないので通販(アマゾンですけど)で入手。@3500円くらい)で構築することにします。

冷蔵庫はモノの出し入れがあり、購入した冷蔵庫は上に開ける蓋タイプ。ですので、一番上に置かないと開閉できません。が、上に置くと使い勝手が非常に悪い(中が見えない・届かない。など)の問題が出てきてしまいます。冷蔵庫は基本床置きが良さそうです。となると、棚の高さが問題となってきます。蓋の開閉用に冷蔵庫上空に大きな空間が必要になるからです。これを避けるには「冷蔵庫の開閉時は、ラックから引っ張り出す」という一手間が必要ということになってきます。これはある程度致し方ないことで「運用でカバー」という流れになります。まぁ今回は仮置きなのでダメだったら(使い勝手が悪かったら)別の方法を考えることにしましょう。今回は冷蔵庫は床置きという前提とします。

冷蔵庫の床置きは確定条件ということになりましたが、床のフラット化により絨毯敷きになっています。その上を冷蔵庫を動かす・・・これは走行中に冷蔵庫がダンスしてしまう(笑)ことを意味します。それはダメ。それから絨毯上で安易に動かせるのか?というのも考えないといけません。で、実際に置いて動かしてみると・・・ビクともしません。ウルトラ摩擦(絨毯とゴム足?)でガッツリと摩擦係数がスーパーハードのようで絨毯ごと動く気配です(絨毯はマジックテープで固定しているので動きません=冷蔵庫も動かない)。もし冷蔵庫が動くとすれば、それは動くと言うよりも転倒(転がる)ということを意味することになっちゃいます。
フム、動かないなら安心?いやいや、どうやってラックから引っ張り出すんですか?って話です。
これを解決するため、冷蔵庫の下に折り畳みテーブルを敷くことにしました。このテーブルはキャンプ時など野外で使用するときに足を出してローテーブルにして直接地面へ冷蔵庫を置かないという役割も兼任です。
折り畳みテーブルと言っても天板がパタパタ折り畳まるタイプでは無く、天板はそのまま(二つ折りにもならないタイプ)です。
その折り畳みテーブルに冷蔵庫を載せてみたところ、テーブル上での移動は発生しにくく(動かそうと思えば動くレベル)で、折り畳みテーブルと絨毯では比較的弱い力で冷蔵庫ごと動かすことができます。ほぼ理想通りの動きをしてくれるようです。よしよし。
・・・となると、車での移動中はサイドステップが半端ない(笑)ということになりますね。それはそれで問題です。周囲を固めておけばそれは無いでしょうが冷蔵庫の取り出しが面倒ですし、固めておけない場合はレッツダンス!になってしまいます。
これを回避するために、ラックの柱4本を囲うようにバーを設置することにしました。ラック的には「足先や棚板間の広がりを抑えるバー」というものです。70cmと40cmのバーを2本ずつ(@800円から@1000円くらいします。4本だと結構お高い)用意しました。

というようにいろいろ考えて棚を組み立てて(バーの配置はいい加減)置いてみたのがコチラです。足も床面積が大きくなるようにパーツ交換してます。
構想としては、下から冷蔵庫・バッテリー・電子レンジという3階層です。
構想通りに置こうとしてみたなんですが。天井にルーフラックのための足場ハシゴが収納されており高さが足りないようで・・・∑(゚д゚; )ガーン
それから、今回45cmポールを使っているのですが、「折り畳みテーブル+冷蔵庫」だと棚板の枠部分に引っかかるという罠。棚板の厚さ(=枠の高さ)というか、折り畳みテーブルの高さがネックとなって、冷蔵庫のサイズ的には問題が無かった引っかかりが発生してしまっています。
そして中央のポタ電(DELTA3)の高さがちょっとね・・・。これでも小さい方なんですけど足場ハシゴがな・・・
といった、いくつかの理由からもう1段棚を追加しようと思ったのですが、ちょっと無理っぽいです。

この写真。左手前に多少の空間が空いていて物が置けそうです。ここにギャレーでも置く?とか考えたのですがちょっと幅が狭すぎるようです。もうちょっと奥に棚を押せば・・・と、そこまで空いてもいなく無理そうです。でもセカンドシート下側に若干の隙間が見えます。うーん・・・(-_- )
隙間を活用してみたこれはどうだろう?

メインのポタ電を奥にに押し込んでラックをちょっと手前に移動。そして空いた棚に電子レンジを置いてみました。RIVER3のポタ電は電子レンジ位置をもうちょっと奥に移動できるので棚板に載せられます。こうすれば冷蔵庫の電源はRIVER3。電子レンジの電源はDELTA3(+Exバッテリー)ということで運用可能になります。

うん。それっぽく良い感じではないかしら?高さはどうしようも無いけれど。
#電子レンジに巻かれている緑とピンクの紐は棚板と固定するためのモノ。冷蔵庫の緑の紐は蓋が開かないようにしているモノです

電子レンジ上の空間は、もう1枚棚板を設けて荷物置き場として活躍させられそうです(棚板自体は購入済み)。
幅もセカンドシートからはみ出すと言うこともしていないので見た目的にはシンプルに収まっているように見えます。冷蔵庫は「BougeRV」の文字がある方へ折り畳みテーブルの取っ手をつかって引っ張り出すという形になります(今はバーが邪魔して出てこないです。まぁ仮置きなので、それはこれから配置などを再考します)。

フム・・・旅行時はこれで良いかなぁ・・・
お次は通常時を考えます。通常時でも冷蔵庫は使用する前提です。それは「買い物での冷凍食品を入れたい」という要望があるからです。我が家では毎週日曜に食材買い物を行っており、スーパーをハシゴしています。おおよそ3時間の外出となっています。冷凍食品などはクーラーボックスに保冷剤でごまかしていたのですが、「アイスは溶けちゃうよね」ということで最初のお店では購入できない。という問題がありました。また、ちょっとふらっとお出かけしたときのお土産や現地食品も「冷やせておけないよねぇ」ってことで諦めていました。それを解決するための冷蔵庫(冷凍庫との切り換え)です。
というわけで冷蔵庫は必須。それを駐車時に稼働させておくポタ電「RIVER3」は必要な装備。ということになります。一方、電子レンジとギャレー(シンク)は常時必要かと問われると「必要だけど必須では無い」という答えになります。つまり、「常時積載しておく必要は無い。必要時に積載する備品」と言えます。ポタ電(DELTA3)はともかく電子レンジはね・・・。あれば便利なんでしょうけど利用頻度は年に数回でしょうし、コンビニならお店の使わせてもらえますし。

ラックの置き方は基本この形で良さそうではあります。右側の広さとしては、買い物かごを横長に置いて、ちょっと余裕がある。というサイズ感です。60cmくらいでしょうか(買い物かごは50cm幅くらいです)。もうちょっとある?

サードシート利用時は・・・ラックは解体しないと使えませんね。どのみち床のフラット化を解除させないとだめなので大事になります。一応カーゴアリアに積載はできますが荷室としては使えません。緊急の場合はしかたないですが、分かっているときは最初から全部取り外しする必要があります。そのときでも冷蔵庫とRIVER3にて冷蔵庫の運用は可能(荷室に直置き)なので、冷蔵庫の用途としてはかなり広いというかほぼ必需品といって良いような気がします。

冷蔵庫購入時に悩んだ「2部屋タイプ(冷蔵と冷凍)」ですが、今でも悩んでいます。冷蔵庫としてのブツの大きさを考えると2部屋タイプのふが良かったのですが、収納量を考えると今のサイズでも「もう一回りほしかった」レベルなんです。なので「今のほかに冷凍庫専用のがほしい」と言うことになった場合、同サイズもしくは小さめの冷蔵庫を購入することにしたのです。そして、今すぐにでもほしいかなと(笑) まぁ必要性を感じてはいません。物欲が働いているだけです。ただ、夏場に冷蔵庫と冷凍庫、両方ほしくなる。というのが発生する可能性はありますよね。まぁ冷蔵庫自体は2万円から3万円なので買えないことはないのです。問題はどちらかというと置き場所ですかねぇ・・・。まぁそれは購入することになったら別途考えることにします。

いずれにせよ、ポールの高さを1段階アップ(45cmなので60cm)して、冷蔵庫の取り出し(バーの扱い)を考えないといけないようです。
普通のキャンピングカーのように作り付け(括り付け?)タイプの方が美しいですし、斜めなどの微妙な空間なども含めた考察を行った方が良いのでしょうが、いかんせん「解体できること」という条件が追加される時点で作り付けは何度が天井知らずになってしまうのでワイヤーラックベースになるのは、ある意味1つの解になると言ったところでしょうか。「マルチに活用可能な汎用ラック」に対してどのような使い方をするのかが確定しないと造り付け家具は考えることすらできないということのようです。なぜなら、必ず「この使い方では問題があって使えない」というパターンが発生するからです(パーツ追加するための大幅改造・作り直し。といったことが発生するため。作り込んだのをそう簡単にはね・・・です)。汎用品であれば(廃棄や作り替え、置き換え方式などを含め)いかようにでも比べれば安易に対応が可能。そのかわりスペース的な無駄なども多い。というジレンマがあります。が、効率や使い勝手をどこまで求めるのか?という妥協を範囲がポイントとなってくるでしょうか。汎用品なので融通が利かない。というのも妥協ポイントでもあります。
とはいえ、今回の配置はかなり効率が良い形になっているように見えます。まぁタイヤハウスの凸凹は全く生かせてませんけどね。ポタ電って横置きとかで使えるのかな・・・(ちょっと怖いので試す気にはならないです。たぶん良いこと無いと思う)
サードシートの出っ張りとタイヤハウスが同じようなサイズなのもポイントになってくるでしょうか。まぁ頭使うだけならタダですので、いろいろ考えてみることにします。