トップケースの運搬に 作成編

バイク

ナップサックにGIVIのWIDEベース取り付けるどー。

ということでやってみました。
まずは今回使用したナップサックです。
ナップサック(使用終了品)
以前通勤で使ってました。自分のノートPCとかを入れて。今はセキュリティ関係で持ち込みNGなので持っていきませんが。それに長年使っていたのでボロボロ。
コレを選んだのは2つのポイントがあります。

ポイント1:背負い紐がしまえる
 これは収納用にチャックがあって袋状になっている。ということです。バイクで言うキャリア部分の板を入れて置けて隠せますし、直接背中に当たらなくなります。

ポイント2:背負い紐に胸紐がある
 これは登山用とかのリュックにあるヤツで、紐が広がらないようにロックするやつです。トップケース重たいので肩紐広がると泣きます。

お次はGIVIのワイドベース。コレがないと始まりません。
それからキャリア部分の代用品としてダイソーさんのMDFの板。20cm×30cm×6mmを3枚。
そして、20cmのステーを2本。ちゃんとベースの穴に合うところで使えるようにチェックします。
ベースと板とステー
そのほかは、M6×40mmのボルト4本とワッシャーとか。これはベース付属のを使っても良いですが、ちょっとボルトの背が高いかも?
それから接着剤とボルト緩み防止くらいでしょうか。ドリルも使います(φ2mm、6.5mm、20mm)

使用する品はこんなもんです。板は@100円。ステーも@250円くらい。リュックは廃品利用。ボルト類は買っても500円くらいでしょうが今回は手持ちのが(たくさん)あるので0円です。
基本、ワイドベースだけが出費のようなモノですね。

まずはMDFにベースの穴の位置を転写(といっても、鉛筆でなぞるだけ)します。そして、ステーをあてがってどこで固定するかを決めます。
決まったら、ステーの穴の印も書き入れて、その中心に印を付けておきます。
そして、MDFの3枚ともφ2mmくらいで穴位置の中心に穴を開けます。板を3枚重ねて、3枚とも印を付けても、好きなようにして下さい。

印の穴開けが終わったら・・・
1枚目はφ6.5mm。2枚目はφ6.5mmからφ10mmの間(できるだけ6.5mmで)。3枚目はφ20mmの穴を開けます。開けますというか広げます。
1枚目と2枚目は鞄の背中側と荷室側。この2枚で挟み込む形となります。3枚目は1枚目のさらに背中側。
左側を背中。右側を荷室側とすると、「3枚目」「1枚目」「ステー」鞄「2枚目」「ベース」という形で構成します。
3枚目の穴が大きいのは、ボルトを締めるときのレンチ用の穴です。1枚目と2枚目はM6のネジ穴です。2枚目の方はベースの穴との兼ね合いで多少穴が大きくても問題はありません。
MDF加工

次に、ナップサックのメイン荷室のチャック部分を目安に蓋部分を切り取ってしまいます。トップケース、入らないので。荷室に仕切りがあるようであれば、それもカットします。カット部分は補修クロス(裁縫のです)などで補修しておくと良いでしょう。今回はダイソーさんのアイロン熱接着タイプのを使用し、剥がれてこないように適当に縫い付けを行っておきました。
鞄をカット

続いて、MDFを2枚重ねて鞄の背負い紐収納のところに入れます。荷室側はφ6.5mm。背中側はφ20mmのMDFです。実際にどの位置に板が納まるかオープンになった荷室側で確認します。MDFを2枚入れると厚みが出てきて鞄の底までは届きません。どこまで下がるか確認します。そして残っているMDF(φ6.5mmのを使います)を荷室側からあてがって、穴の位置をマジックなどで布地に印を付けます。
印を付けたらカッターで穴を開けます。四角でもOKです(どうせMDFで挟まれてしまうので。ボルトを通す穴を開けるだけです)
鞄の穴開け

ここまで出来たらMDFを抜き取ります。そして、1枚目と3枚目(φ6.5mmと20mm)を接着剤で接着します。両面テープでも良いでしょう。用意したボルトを差し込んで、頭が出てないか確認しましょう。1mm程度であれば布地に吸収されそうですが、それ以上だと間に何か挟む。もう1枚MDFを用意する。などして背中がゴリゴリされないように気をつけましょう。

接着剤が乾いたら(私は一晩、重しを乗せて放置しました)、いよいよ組み立てです。
接着した板のφ20mm側からワッシャーを入れたボルトを差し込み、φ6.5mmの板から出てきたボルトにステーを通します。
私が用意したステーは、縦方向に使用し、一番上と下から2番目の穴を使う形としました。
で、それを肩紐収納箇所へ差し込んで、開けた穴からボルトを出します。
出したらベースに付属の四角いワッシャーを刺してナットを被せます。抜けないようにするだけです。
これを4本分行います。ステーの穴をちゃんと通しましょう。
荷室側に4本ボルトが出てきたら、抜け防止のために入れたナットと四角いワッシャーと取り外して、2枚目の板を置きます。そしてベース。決めた穴にボルトが出ていることを確認して、四角いワッシャー・ばね座がね・ナットの順でボルトに刺していきます。(バネ座金は緩み防止です。普通のワッシャーでもOKですし、ワッシャー無くてもOKです)。一応緩み防止剤も塗布しておきました。
これを4本やれば完成です。
ベース取り付け

では。ベースにケースを取り付けて見ましょう。
トップケースリュック
まぁなんだ。イメージ通りなんですよ、これ。
実際に背負ってみると・・・堅い。うん、MDFが堅い。クッション入れるか?ってくらい。入るかわからんけど。
でも、ちゃんと背負えます。たぶん背筋と腹筋が必要になるとは思うけど。でも、これでトップケースはハンズフリーですよ。