DIGA 勝手に録画の謎

日常

我が家のHDDレコーダー、パナソニックさんのDMR-BTX3000『全録』の初代です。DIGAというのがパナソニックさんのHDDレコーダーの名称です。ちなみにテレビがVIERAです。
このDIGA、6チャンネル24時間録画(2週間以上)で我が家のテレビ視聴の概念が大きく変わりました。もう5年以上前のもので、一度修理に出したりもしていますが現役です。

そのDIGA。全録とは別に普通に録画予約が出来ます。全録とは別枠で期間によって自動削除とかは行われません。なので保存して後日とか何回も視聴する保存用です。全録のほうからのコピーも出来ます。

さて、実はここ数年不思議なことに毎週必ず録画されてしまう番組があります。普通の録画の方にです。それは日曜午後4時、BS朝日の「ビフォー・アフター」(笑)。私の大好きな番組です(が、本放送は昔に終了。BSは以前のヤツの再放送のようです)。

数年前までは個人利用でVIERA(テレビ) TH-24D300とHDMIケーブルで接続してテレビとリンク(1つのリモコンでテレビとレコーダーを操作する仕組み)を使っていました。で、テレビの番組表にて、この「ビフォー・アフター」を「毎週録画」指定していました。

が、さすがに全録機能がもったいないのでリビングに設置するということに。もう1台購入して、新規購入を地デジ録画機(全録2とします)。既存をBS録画機(全録1とします)として使うことにしました。

しばらく運用していて、ふと思い立って全録1の保存番組を見ることになり、その時に「ビフォー・アフター」が毎週録画されていることに気がつきました。あれー?と思って録画番組を削除し、全録1の録画予約を確認。すると、やっぱり毎週録画設定が残っています。なるほどね、ということで設定を削除しました。

それから半年後。再び全録1の保存番組を見るタイミングがあり、その時に「ビフォー・アフター」が毎週録画されていることに気がつきました。

待て。まて、マテ、ちょっと待って。おかしいだろ?と、録画予約を見ても予約はありません。なんだよ、古いヤツだから電源コード差し直しか?とか、いろいろやっておきました。

それから半年後。再び全録1の保存番組を見るタイミングがあり、その時に「ビフォー・アフター」が毎週録画されていることに気がつきました。

待て。まて、マテ、ちょっと待って。おかしいだろ? 前もこんなことあったよね? あ、そうか。HDMIケーブルでつながっているリビングのテレビに毎週録画が入っているのかなぁ。とテレビ側をチェックするも、そもそも録画予約はありません。もちろん全録1にもありません。ありえねぇー・・・。心霊現象だよ、デジタル機器だけど。

それから半年後。再び全録1の保存番組を見るタイミングがあり、その時に「ビフォー・アフター」が毎週録画されていることに気がつきました。

怖っ! なんでよ?!

こうして数年、この怪現象が続きます。録画しまくるのでHDDの容量もなくなりますので定期的に削除(といっても半年とかに1回のレベル)になります。この現象はソフトのバグだろ?と思ってネット検索するもヒット無し。こういった怪現象なら必ず世界のどこかで記事になっていると思うんですけれども・・・ない。そんなにレアな症状なのか・・・

そう思い始めた先日。
個人用のテレビのVIERA TH-24D300にて、リモコンボタンを間違えて予約画面を表示したときです。「ビフォー・アフター」がいました・・・。DIGAもUSB HDDも繋いでないので録画先がないのですが、ガッツリ存在してまして。これ、どこに録画・・・あ。

そうです。なんと、LANを通してリビングにある全録1へ毎週データ送信が行われて録画されていたんです。

待て。まて、マテ、ちょっと待って。おかしいだろ?
VIERAからはHDMI接続でのビエラリンクでしかそういうこと出来ないでしょ? えぇ、確かに数年前は繋いでいましたさ。でも、今はリビングですよ。そりゃぁLANケーブルで「お部屋ジャンプ」で全録1の番組をDLNA機能で視聴することはできますよ。でもそれは「DIGAからVIERA」であって、VIERAからDIGAへの録画指示はできません(全録1に受信機能がないのです)。
ではなぜ?

ここからは現象からの推測になりますが、
(1)VIERAとDIGAをHDMIケーブルで接続し、「ビエラリンク」でテレビ側から録画先としてDIGAを指定する。
(2)DIGAを取り外して、VIERAとDIGAを同一ネットワーク上に配置し、「お部屋ジャンプ」でDIGAの録画番組を視聴出来るようにする。
(3)VIERAとDIGAは、LANを通じて信号自体のやりとりは行えるので、本来ビエラリンクで送出される信号がお部屋ジャンプ機能の通信にて録画予約が転送される。
これは、通信の送出先がDIGAの名称で検索できると、HDMIでもLANでも同じ信号となっているためと推測され、かつ、その通信の出力先はソフトの上位処理側(よりデータ処理に近い側。デバイスとは無関係のコア処理部分)にとっては無関係であると推測できます。

つまり、録画予約の信号作成部分から「DIGA(全録1)に録画予約を送信」となり、VIERAの下位処理部で「全録はLANで通信」ということがわかっているので、LANにてデータ送信を実行した。という流れです。本来であればHDMI側にしか流してはいけないデータではあります。

つまり、バグです。良い意味のバグなのか悪い意味のバグかは捉え方次第です。ですが、この機能はマニュアルには書かれていないはずです。非公開として処理するのかバグとして処理するのかはパナソニックさん次第ですが、まぁ今更直さないでしょうし、昨今の機種ではテレビ側からの録画指定も出来る可能性もあるので「仕様」という言葉で濁されて終わるのではないかと思っています。
まぁあって困る機能ではないですし、今回のように「ローカル接続したあとでLAN接続する」というケースは比較的少ないと思われ、かつ「毎週録画予約していた」「その番組は長期にわたって放送されている」というケースにヒットしないと発覚しません。

今回、これを記事にしたのは「そういうこともあるんだー」という情報発信のためです。バグなのでしょうが、まぁ隠し機能という扱いで考えれば、ある意味便利(?)というオマケ情報です。
何かの参考にでもなれば。と思います。