煙突ガードの作成

へにゃキャン

薪ストーブをテント内で利用すべく、テント内からテント外へ煙突を通すための煙突ガードを作成しました。
完成はしたのですが、コレで使えるかは実際に薪ストーブでお試し(後述)してからの判断となります。(もうちょっと加工が必要かもしれません)

まずは、テントの壁(もしくは天井)を抜けるための煙突部として、2重煙突にすることにしました。これは、時の通りで煙突を2重にすることで煙突内部の熱を外部とできるだけ遮断して低温下させるためです。高いのは断熱材などが使用されているようですが、今回採用するのは空気断熱です。安直に空洞ということです。
薪ストーブはホンマ製作所のものなので、純正の二重煙突があります。
が、お値段が高いのです・・・

購入したストーブで利用している煙突はφ10cm。これは純正煙突では半直筒と直筒があり、長さはそれぞれ37.5cmと83.0cm(差し込み部を含めると45.5cmと91.0cm)です。二重煙突(煙突ガード)になるとφ18cmで長さは56.0cmです。お値段は960円と1360円と9800円。煙突自体は1000円前後ですが二重になった途端に10倍・・・高いです。高過ぎ。
で、パチモンを使用することに。今回は
煙突ガード
Chosenal 煙突ガード Small(36.5cm×12cm)。2780円でした。
価格はなんと1/3。304ステンレス鋼製 煙突パイプɸ50~ɸ100mm適用だそうです。純正のはφ120mmまで行けるのですが、そもそもφ100mmので使うので必要十分です。場合(最初に書いたお試しでダメだった場合)は三重煙突にするときに使えそうですね。

とまぁ、Chosenalさんのを使う。ということです。
一応、これだけで良いという雰囲気なのですが、ナイロン生地の場合は「手で触れるくらい」まで熱を遮断する必要があるようです。なので、ここに耐熱布であるエネマキを巻き付け、さらに焚き火シートでカバーすることとしました。ネットでテントの煙突対応を探すとよく見られる方式です。
エキマニ
エキマニ 5cm幅x10m 1760円。
バイクのマフラーに巻いてもOKで耐熱は1600度だそうです。煙突は300度から500度くらいのようなので余裕ですね。
焚き火シートは手持ちのを使うことにします。(画像なしですが、SnowPeakの30cmx45cm?のヤツです)
それから、作業用としてダイソーにて針金を購入。軍手とビニール手袋(使い捨て)は手持ちのを使用します。

では作業してみましょう。
エキマニはガラス繊維でできているので素手で触るのはやめましょう。しばらくチクチクしてしまいますので。それから防護メガネとマスクは使いましょう。特にマスク。石綿と同じことになりますので。

まずはバケツに水を入れてエキマニを放り込みます。濡らすことで生地が柔らかくなることと、ガラス繊維が飛散しなくなります(こちらが重要)。で、少し伸びるようなので乾燥時に巻き時のたるみがなくなるそうです。

単純に放り込んで1時間。全然ほどけないので巻きを緩めて全体に染み渡らせます。

(1時間後)

では煙突ガードにエキマニを巻いていきます。
作業開始
ビニール手袋を装着して軍手も装着。近くにペンチも用意しておきます。それからエキマニをカットするためのはさみも。針金は写ってますね。で、ゴーグルかけてマスクして。準備完了です。

まずは端。今回は左端に1周半巻き付けます。で、針金で仮固定。仮といってもしっかりと固定します。(途中でばらけたらやり直しになるので)
で、ここから半分くらい重ねる形で斜めに巻いていきます。テニスラケットとかのグリップテープと同じですね。ひたすら巻きます。多少緩んで隙間ができるようですが、まぁ気にしないでじゃんじゃん巻いていきましょう。気になるような大きなずれだったらちょっと戻してまき直ししても良いでしょう。とにかくびしょびしょに濡れているので柔らかいので作業自体は楽です。

なんですが、結構長い距離を巻くことになります。今回の煙突ガードは直径12cmですので1周38cm程度になります。斜めなので40cm以上ですね。半分重ねるので2.5cmとして筒の長さは30cmくらい。よって12周以上巻くことになります。(5m近く使うことになります)

右端の最後まで来たら最後が巻きの下に来るよう調整しましょう。で、針金でガッツリな仮固定をします。途中、数カ所で仮止めしても良いでしょう。そこは任意です。仮留めはテープとかでもOKですが、最終的には金具で固定しないと燃えちゃいますので注意です。
巻き終わったら付属の金具で本固定をして針金を外します。外さなくても良いようですがお好みです。
巻き終了
こんな感じになりました。15分くらいかかったかなぁ。

で、この上に焚き火シートを巻き付けて針金で固定して作業は完了です。
ここにストーブのφ100mmの煙突を入れてみた運用想定図がコチラ。
二重煙突管制の図
上の方にちょこっと出ているのがφ10cmのストーブ煙突(連結部分)です。半直筒の45.5cmなので頭しか出てません。なので、ネジ止めすることもできません。下部の方は軽く固定できますが、運送時はどうしようかな・・・とか、ちょっと考える必要があります。そのネジ止めですが、直筒なら80cmなのでガッツリできるんですけどね、運送を考えなければ。ちょっと運用というか輸送の際のケースなども含めてどうするかは今後の課題で考える必要があります。
それから本体部分の若干緑色っぽいのが焚き火シートです。その上下にちょろっと見える黒い部分がエキマニです。はみ出ちゃってますね・・・
#なんとなくですが、これだけだと「熱っ!」ってなりそうなのでもう1枚焚き火シートを巻くんじゃないかと思っています。そのとき、ちょっと大きめのを巻いてはみ出ないようにしようと思ってます。

今回は費用としては4000円くらい(純正を使うと12000円くらい)です。
後日、薪ストーブにて使ってみて手で触れるかどうかを判断しますが、ちょっと焚き火シートが薄いかな?という気がしなくもないです。燃えはしないと思うんですけど熱そう?もう1枚巻くか三重煙突にするか・・・それは試してみてから判断することになります。
#それが終わってからテントに煙突用穴あけとかを考えることになります。