カップホルダーに照明を

最近の車は灰皿はないですがカップホルダーが付いてますね。
日中は良いのですが、夜間となると真っ暗で何も見えません(運転してると外の明かりを見てるのでなおさら見えません)
そこにある飲み物を取る分には問題はほぼ無いのですが、置くときが困ります。外すんです。ガチッて。で、チョコチョコ動かして穴を探して合わせて入れます。
よくある日常・・・なんですが、なぜメーカーはそこに照明を入れないのか。

入ってないなら入れましょう。
それが今回の記事です。
ネットで「ノア 80系 ドリンクホルダー 照明」とかで検索すると、なかなかどうして発見できず。1件だけ発見です。よし、真似っこさせてもらいましょう。

まずはイルミないしACCから電源を拾ってきます。これは運転席外側のところにあるオプション端子を使います。各種信号取りだしコネクタが市販されていますので楽ちんです。イルミとグランドの2本をペア線(大した電流ではないのでφ5ないし7mmの電線でOK。細線でもOKです)を運転席の絨毯下に這わせてセンターコンソールまで持ってきます。
ここまでは実は大した話ではありません。問題は「ドリンクホルダーの電球を取り付ける」という作業です。
まずはセンターコンソールをばらすところから始めます。

・・・って、どうやって?
で、発見したサイトですよ。インパネの外し方が書かれてました。ナイスッ!!
(1)センターコンソールの一番下の数cm部分を内張剥がしなどでムリムリッと取り外す。
一番下の取り外し

(2)カップホルダー上までのパネル(1枚)を左右どちらからでも良いので内張剥がしで少しずつ抜いてパネルを抜き取ります。シガーとビデオ端子の配線がされているので引っ張りすぎないようにしましょう。
メインパネル取り外し(シガーのコネクタを抜いた写真です。抜かなくてOKです)
このコネクタ類の部分ですが、シガーの白いコネクタの左下方向にあるネジ(右側にもあります)。2本を外すとカポッとメインパネルから外せます。

(3)これでカップホルダーが取り出せるようになりました。上下2本ずつのネジと、上の中央の奥まったところに10号の六角ボルトで固定されています。これらを外してユニットを取り出します。

このユニット。3重構造になっていて、あちこち爪で固定されています。軽くあてがってバラしていきましょう。(非常に考えられた構造をしてます)
で、どのように電球(LED)を取り付けるかを考察します。
まぁ普通に考えれば、スライド部分の蓋になっているパーツ(丸穴部分)の裏側。ここが定番でしょう。
ただ、スライドして出てくる部分なのでその分のケーブルを確保しておく必要があります。確保は良いんですが収納時にどのようになる?という問題が出てきました。キレイに引っ込んでくれるわけもなく、中途半端に前面にケーブルが出てきてしまいそうです。しかも3段重ねで良い感じにストッパーとか入っており隙間がほぼ皆無。配線すらなかなか難しいです。どうしたものか・・・
悩むこと数日。一番外側の屋根裏にLEDを貼り付けて、「ここにカップホルダーあるよ」という照明にすれば良いのでは?と思いつき。カップホルダー本体(内部)を光らせるのではなく、間接照明みたいなものにして、うっすら見える程度で良いのではないかと考えを変えることにしました。これなら一番外側なのでスライドなどは関係なくケーブルは固定出来ます。
外側ケース上部裏面にLED配置ここに貼り付けてみました
ホルダー収納時のLEDキレイに収まっています
LED結線ちょいとドリルで穴開けしてケーブルを外側に取り出し

コンソール背面まで持ってきたツインケーブルを引っ張り出し、ギボシ端子で接続。エンジンかけて照明ON/OFFで点灯試験を実施します。
点灯実験の図
うん、目立たず照明は必要十分な明るさのようです。よしよし。
それではメインパネルを閉めましょう。
メインパネルのはめ込み
んんーっ!ちょっと入りづらい?まぁなんとか・・・って感じで入りました。
では最終点灯実験を。

ん?なにも光ってないね・・・あれ?

あっ!

・・・
2枚目の写真(シガーコネクタ抜いたとかの写真)を見て下さい。あれの左下部分の大きい爪の下にある部分。カップホルダーの穴の部分ですね。そこが1cm弱ほど内側に枠が出っ張ってます。これが先ほどのLEDを貼った部分の隙間に滑り込んで良い感じにパネルになるようです。
そう、LEDはこの袖部分の内側に入ってしまうのです。つまり、明かりが漏れることは一切無い。ということです。

Oh・・・

ってことは?
そこをカットしてしまえば良くないか?どうせ奥に入ってしまうところなので手(指)はあまり関係ないよね。

ってことで再びメインパネルを外し、位置を測定してちょっと大きめにカッターでカット。
とりあえず無事か・・・?
片方死亡・・・片方死んでるやん・・・配線切れちゃったっぽい(ToT)

まぁいいや。今度機会があったら入れ替えよう。
カット状態カットはこんな感じ。概ね左から28mmから42mmと100mmから114mmでカットです(LED幅は約9mm)

ではパネルON!
LED存在チェック
よし。LEDはちゃんと見えるようにカット出来たようですね。
では点灯させてみよう。
LED点灯(クローズ時)
クローズ時でもとりあえず見えますね。ちょっとだけ光が漏れるんじゃないかと思います。「ここだよー」とアピールしてくれそうです。
では開けてみましょう。
LED点灯(ホルダーオープン時)
日中でこれだけ明るければバッチリではないでしょうか。
あとは実運用してみてどうなるかですね。初回記事としてはここまでです。(このあと使ってみたのコメントを後日追加します)

 
2024/12/19 追記
 うーん・・・閉じているときに床面に照明が出るのですが、眩しすぎ・・・
そして左側が点灯せず。まぁこれはわかってたことですが。でも一灯で明るすぎ。
そして、途中までだしたパターン(運転手のみ)だとカバーに反射して眩しい。
といった感じで反省点が多いです。中央に移動した方が良さそうな感じ。というわけで調整作業した記事はコチラです。