パッキング案

バイクへにゃキャン

『そうだ、キャンプ行こう。』

そう思って行こうとしたら荷物が多過ぎで減らすのとバイク搭載で1時間かかりまして。
ある程度荷物は減らせたのですが、いかんせんやはり大荷物である事は変わりなし。

荷物を減らさねば。というのが命題ではあるのですが、一番の元凶はテントです。ソロ用の小さなテントにすれば良いのですが、おそらく後悔しまくると思われますし、すでに購入しちゃってるし。
で、荷物としては高さは良いんです。問題なのはシートに乗せる部分の面積。つまり「幅」(W)。これが小さくなれば良い。ということになります。現在は寸法的には25(W)x25(H)cmの面積を、たとえば12.5x50でも良い訳です(私のテントの幅70cmは変化なし)。
そこで考察。

所有しているテントは3ルームテント。パーツとしては
・フライシート(外側のシート)
・インナーテント(1個目)
・インナーテント(2個目)
・ペグ(14本)と簡易ハンマーのセット
・フレームポール(4本。これが65cmの長さ)
・ポール(入り口を屋根(庇)にするためのポール2本)
です。
基本的にはフライシートを幅70cm以下のサイズに畳みます。インターテントも同様。下から、インターテント・インターテント・フライシートと重ねて、そこにポール類を置きます。で、あとは巻き巻き。で、袋に入れる。これがしまい方。サイズは70x25x25です。何気にインターテントが分厚いのと、フライシートがでかいです。

これらを4つパーツ(インター+インナー+フライ+ポール類)に分けて+グランドシート扱いのブルーシートの合計5つ、それぞれを筒に入れ、それを縦に連結すれば薄くなりそうです。検討してみましょう。
まずは直径。これを考えてみます。安くあげるにはダイソーで売られている製図とかポスターを入れるケース。これが300円で売られています。長さ的には合格。問題は直径です。φ6cm程度のようです。では、インナーテントを丸めて・・・ぜってぇ入らん・・・

以前購入したφ10cmのもあったのでチャレンジ。微妙に入らない・・・。入るか?と聞かれたら「無理」という感じの微妙さ。

アマゾンで検索しまくると、直径14cmというのがあります。これなら入るでしょう。でも4000円します。それを5本で2万円コースって、テント本体より高額ですが(笑) 却下。

製図ケースは無理。では代替え・・・って、そんなの無いよねぇ。と思ったら、三脚ケース(ソフトケース)があるようです。コチラであれば大体3000円コース・・・って、それでも15000円ですか。はぁ・・・

雨天を考えるとハードケースが良いのですが、防水バッグかぶせるとかの運用でソフトでも良いかなーと思ったんですけどもねぇ。
と、ここで閃き。水道管パイプはどうだろう?φ120mmとかあればいける?
ということでホームセンターで物色。φ100mmの次はφ125mmっぽい。良いサイズ感なのですが、外径はφ140mm。これを5つって700mm。70cmです。ちょいと高すぎないか?それに連結が入るので90cm近くになりそう。それって・・・。それに価格。パイプは1mのは売られていて約1000円。それは良いです。問題は蓋。これも1000円くらい。それと連結が500円くらい。もう片方は蓋を開けられないと意味が無いのでネジ蓋。これが1500円くらいで1本で4000円コース。これって製図ケースと変わらんよね。

うーん・・・縦長のケース・・・

悩むこと数時間。ひょんな事から閃きが。衣装ケースを立てればよくね?
衣装ケースというと幅は74cmが定番。ちょっと大きいのでもう一回り小さいのがあるかなーと物色して見つけたのがコチラ。

天馬 フタ式収納 ロックス 押入れ用 660S クリア 幅44×奥行66×高さ16.5cm 2650円
#モノを選ばなければホームセンターでもう少し安く購入できます。

このケースは高さが16.5cm。これは外のサイズなのでインナーは14cmくらいと思われ。
まぁお値段も安めなので購入してみましょう。失敗しても衣装ケースなので使い回しできますし。
うまくいけば、厚さは約半分になります。バイクのシートにちゃんと座れそうですね。

で、入れてみました。超ギリギリ。というか膨らみます。どうにかならんか・・・

! 閃いた!!
布団圧縮ですよ。恐らくは半分は空気。なので、空気抜けばそれなりに薄っぺらになると思うんです。よし、買おう。出先でも出来るように手動ポンプ付きのを。(最近は掃除機で吸うタイプが主流みたい)
早速購入。これまたそれなりのお値段です。現地での片付けも考慮して手動ポンプ付きのをゲットです。
圧縮袋のサイズは80x60cm。コレに入れて圧縮して折りたたみ40x60cm。これが3セット。厚さが2cm程度になってくれれば、折り畳みで4cmが3つで12cmです。膨らみの原因である空気を抜くので良い感じになると思うんだけれど。

では実行。

【圧縮前】
圧縮前
【圧縮後】
圧縮後

写真はフライですが、インナーも似たような感じです。で、ケースに入れます。
収納
テント収納

おぉ・・・ぴったり。圧縮前は蓋が閉まるのか?ってくらい膨らんでいたのですが、全然フラット。ケースの壁付近には余裕があるくらいです。素晴らしい・・・
#スキマには手動用ポンプを突っ込んでおきました。
#折畳LEDランタンを入れておくと良いかもしれません。

 
それからパニアの荷物整理も考えていきます。
今回のソロキャンでは、片方のパニアにはカッパ一式とお風呂セットと工具セットが入っていました。つまり、ソロキャンプとは無縁の荷物です。これをなんとか出来ればクッカー系は一通り(ある程度)詰めることが出来ます。細々したモノなので防水バッグよりはサイドかトップケースに入れたいところです。
これをどうにか解消できないモノか・・・これまた10数時間の考察の結果、「外に出せば良さそうだ」という結論に。
パニアの外側にさらにソフトバッグを提げる。という形はどうだろう?パニアの下でも良いけれど、時々ヘアピンなのでつま先こするくらいバイクを倒している(っぽい)ので擦りそうですが。
とか考えていて思いついたこと。タンクバッグをラリータイプに変更して使わなくなったMFK-188。これを有効活用してみようではないか。です。このタンクバッグは5リットル(11リットルにすることも可能)。カッパかお風呂セットしか入らなかったのでどうしようかなーと思っていたのですが、これを2つ用意して必要に応じてトップケースの上にくくりつけてしまえば良いのでは?普段はトップケースの中。メットを入れるときは重ねて置けば良さそうです。高さもギリギリです。
ということで、もう1つ・・・と思ったら、あれ6500円位するんですよね。また、同じバッグが二つだと、どっちがカッパか悩みそう。ということで、MFK-188は吸盤タイプだったので、今度はマグネットタイプのMFK-176をチョイス。上面のゴムの色が違うのです。そしてお値段も1000円くらい安いという謎。(吸盤タイプのふがベロが長く吸盤が多いので高いのか?)
このバッグたち。容量可変(5リットルか11リットル)で防水カバー付き(5リットルでも11リットルでもOK)。これならいけます。
#吸盤タイプはともかく、グロムの場合は磁石タイプのタンクバッグは用をなしません。
#今回の用途では磁石は全くの無用なので、そのベロ部分ごとカットしちゃいます。


MFK-188はカッパセット(柄物?のほう)。上面収納には工具一式とトップケース固定用の自作ロープ。
MFK-176はお風呂セット(白っぽいほう)。上面収納にはエコバッグと保冷バッグ(ともに小さいヤツ)
を入れます。
通常時は1枚目のようにトップケースに入れておき、メットを入れるときは重ねます(2枚目)。荷物が多いときは3枚目のように外だしです。自作の紐でバッグ底面にて(滑り止めが袋状になっている)トップケースと固定します。

これでパニアに入れていた荷物(カッパとお風呂セット)を外出しすることが可能。先のソロキャンでトップケースに入れていたクッカーやバーナーなどはパニアに入れることが出来、トップケースにはシュラフやコットなどを入れることが可能となります。残りはデカブツはペグセットですが、これは衣装ケースとトップケースのスキマに突っ込む(または、衣装ケースとシートの間に挟む)ことが出来るので、これである程度荷物の締める面積が減らせる形になりました。たぶん。衣装ケース(テントケース?)は防水バッグに入れると思います。
まぁ見た目は格好悪いですが、荷物を積むことが出来ないと意味ないので。どのみち防水バッグを積む時点で見た目はキャンパーそのものなので気にしませんし、普段はそうならないわけですし。
#工具は重いので別枠にするかもしれません。

あとは、どの荷物を減らすかですね。荷物は少ないほど良い訳ですから。

 
 
蛇足
 テント収納のために購入した圧縮袋ですが、家では掃除機で吸引が可能。と言うことでしたのでやってみました。結論から言うと「うまくいけば楽ちん」でした。

で。

ダイソンの掃除機では基本NGという結果です。高級品だと吸い込みに負荷がかかると自動停止するようです。便利なんだか使えないんだか・・・
お安い普通の掃除機(我が家のは紙パックタイプ)だと音がうるさいだけでひたすら吸い続けるのでOKです。
で、インナーテントやフライシートの場合、吸気口に生地が張り付いて空気吸わないという罠。これは吸い込み口を寝かせて角度を付けることで空気の通り道を確保。もしくは中に潰した茶こしとか、棒とかを入れておくという技がありそうです。
付属の手動吸い込みポンプも、回数は多くシュポシュポやりますが効果は十分です。
吸気口には弁がついていたので、ポンプなどを外しても急に空気が戻ることはありません。ゆっくり蓋をすることが出来ます。