キャンプでの実験

へにゃキャン

今後のソロキャンを始め、冬のキャンプをターゲット(春や秋も含むけれど、冬ほど荷物は多くない)にした道具のあれこれの実験を行っており、今回のキャンプでも実験しました。

実験01:エイテントの初張り
実験02:エイテントとタープの連結の模索
実験03:エイテント用に購入したグランドシートの具合(サイズは合っていない)
実験04:エイテントの中の広さ(体感)
実験05:コットの下のシート使用
実験06:DoDのコットの使い心地
実験07:エイテントでの小型ランタンの明るさ
実験08:エイテントでのストーブ使用感
実験09:寒冷地でのCB缶の使用感
実験10:防水バッグへのテント収納状態
実験11:エイテントでの二又ポール
実験12:マーガリン(バター)の保冷力確認
実験13:ハンモックチェアの感想
実験14:ゆたんぽの実力
実験15:夏用シュラフの実力
実験16:ポリコットンとポリエチレン(ナイロン)の差
実験17:メタルラックのテーブル利用(ポール追加)
実験18:夜中のトイレ
実験19:寒冷対策(防寒対策)

実地に勝るものなし。失敗は成功の元。失敗しすぎは後悔だらけ(笑)。
ということで、それぞれどうだったのかの記録です。何かの参考になさって下さい。

ちなみに「ふもとっぱら」(静岡県富士宮市。富士山の西側。朝霧高原です)。
当日の天候は晴れ。夜は雨。翌日は晴れ。気温は0度/13度。風はあちこちから風速2m前後といったところです。

実験01:エイテントの初張り
 滞りなく終了です。時間も取説見ながらで20分ちょっと(ロープの調整に時間がかかっちゃいました)
エイテント

最初のメインポール(左右中央)がギリギリなので堅かったかな。というくらいです。
ポールの上下に張りが出ていて、上はともかく下も地面とテントの固定に使うという効率よい作りでした。
が、フロント側は中央にポールがあるのもどうなのよ?と、ワンポールテントの時に学習したので二又に変更しています。
このときのポール長は、垂直が2mで直角二等辺三角形の45度。ということはルート2倍。2.828mってことです。
一方のポールは2mポールを4本持っていっており、3本目まで使う。という形になっています。
(左に倒れかかっているのが純正ポールです)
これで出入り口にポールがなくなり楽に出入りが出来ます。

 
実験02:エイテントとタープの連結の模索
 最初はソロキャンでの利用前提ということで小タープの取り付けをイメージしてみました。
まぁなんというか、テントが大きくなっているので小さく感じる・・・やはり5人用のテントなんだなぁとは思います。その割に小さめのテントですが(どっちだよ?) ソロ用の小さめタープは、やはりソロか2人用くらいのテントにお似合いサイズなんですね。
で、その後は大きめのタープ。といっても4mサイズなので普通サイズです。が、バイクで持ち運ぶには大きいです。なんせポリコットン。先ほどの小タープでイメージはつかめているので、パッと設営。一人ならサイドはそのままですが今日はゆきんちょがいるのでポールを立てて高さを稼ぐことにしました。
そして、小タープはゆきんちょのほうのムシャテントに小川張りで設営です。
ソロセット設営
設営完了
 
 
実験03:エイテント用に購入したグランドシートの具合(サイズは合っていない)
 グランドシートは280×220cm。エイテントは270×240cmとサイズは合ってません。が、上にも書きましたがポールで中央のペグ代わりが必要。なので大きいとグランドシートに鳩目を付けなければいけないとか加工が必要になります。そんな面倒なことはしたくはあにわけで、役割を考えると「大半がカバーで来てれば良いんじゃね?」ということでこのサイズ。ちなみに280cmは横サイズで、そちらは中央にはペグはオプション。まぁ10cm(片側だと5cm)なので、ちょっとくしゃっとさせておくだけでOKです。縦方向は20cm短いのでなにも考えずにOKです。

そして夜は雨。翌日の撤収時はほとんどテント底面は濡れてませんでした。グランドシートの裏面(地面側)は、それはもうぐっしょり。役割を果たしてくれました。

 
 
実験04:エイテントの中の広さ(体感)
 中は270×240cm。そして高さは90cmから2m。まずは面積から。270cmということは、ダブルベッドがほぼ2つ置けます。実際、今回はダブルサイズ(200×140cm)のエアベッドを置いてみたところ、やっぱり半分サイズ。これは広いです。広すぎ(笑)
今まで考えていた「バイクをテント内に入れる」も余裕でこなせそうです。
そして壁面。端が90cmと、前回のワンポールの0cmからの立ち上がりとは比べるべくもなく圧勝。そもそも90cmなのでエアベッドをくっつけても70cmくらいは余ります。そこに寝っ転がってもまだまだ余裕。窮屈さはゼロです。完璧。これが求めていた快適さで間違いない。
ゆきんちょも時々入ってきて「でか」とつぶやく始末。ただ、ワンポールテントの狭さも愛着が湧く広さであります。あの「寝るしかないだろ」のサイズ感。ちょっと安心出来ますし(笑) でも、この快適にはかなわない。収納時のサイズが大きくても、多少重たくても私はエイテント一本で行くことにしました。

 
 
実験05:コットの下のシート使用
 就寝時。シュラフの下はなぁに?それはコットー。コットとは簡易ベッドのことです。ベッドなので足があります。今まで使用していたのは片側5本の珍しく多めのヤツ。この下にもありますが今回は新調して片側4本。いずれも点で設置することになるのでテント底面のシートが傷んでいくことになります。それを避けるために、コット用のグランドシートを用意しました。レジャーシートやブルーシートでも良かったのですが、ガサガサと五月蠅そうなのでDoDの一人用グランドシート(190×74cm)。グランドシートなので丈夫さに関しては問題ないです。(が、実はあててみただけで使ってません。理由は実験06で)

 
 
実験06:DoDのコットの使い心地
 就寝時。シュラフの下はなぁに?それはコットー。そのコット。今回はワイドサイズ(テントがワイドになるので)のDoDの「バッグインテント」。サイズは183×72×H15.5cm。収納時は51×16×H12cm。耐荷重は120kg。ちょっと足の設置が固めですが、わかっていればなんとかなるモノです。今までの幅64cmから8cm広くなりました。
寝っ転がってみると、今までだと気をつけの状態で腕の端にポールが当たっていたのですが、それが全くなし。良い感じです・・・

なんですが。この後、ダブルサイズのエアベッドもお試ししてみて、そのまま寝ちゃったのでコットは使ってないというオチ。
実のところ、コットでは床からの冷気は遮断できません。もちろん直接よりは相当改善されますが冷気からは逃げられません。そこでエアマットも使っていたのですが、エアベッドならコット+エアマットの機能になること間違いなし。多少空気の入れ方次第でへこみますけど、それはそれで暖かそう。でも実際問題使えるの?ということで実験をしてみたのです。
そしたらもう、エアベッドサイコー!! だったわけで。
実のところ、アマゾンさんでアイリス・オーヤマさんのシングルエアベッド(191×73×H22cm 耐荷重90kg)を1750円(安かったの)で購入したと。買ってみたけどどうなのよ?と車載させているエアベッドで実験してみたのです。
手動ポンプタイプですが、ポンプを合わせてもコットより小さいくらいかもしれません。ポンプは1.5リットルペットボトルより小さめ。ベッド本体はぺったんこになるので、なにかの隙間に突っ込んでおけます。たぶん。使い勝手も良さそう。(ポンプ230往復で膨らむそうです。230往復か・・・えぇ・・・(汗) 電動ポンプ別途用意しようかな。車かバイクだし、電動ポンプの方が手動ポンプより小さいし)

 
 
実験07:エイテントでの小型ランタンの明るさ
 ムシャテントでは快適な明るさ(若干くらいかな?くらい)だったのですが、エイテントでは「全然暗い」という結果に。やはりデカイのでそれなりの明るさが必要な様子。最低限の明るさという点ではギリギリ及第点ではあります。が、そもそもそんなに明るい必要も無いのでどうしょうか考えどころです。もっと高輝度になるとでかくなってしまうというトレードオフ。しばらく悩みそうです。数は2個必須。

 
 
実験08:エイテントでのストーブ使用感
 19時のテント内は5度。外は2度。寒いです。なので使ってみました。
暖を取る(取れるはず)

効果なし(笑) まあそうですよね、テントのサイズとストーブのサイズが合ってません。そばは確かに温かいです。でもテント内を暖められるかというと、完全に冷気の圧勝。暖まりたければお湯を飲め。というのが確定です。それかちゃんとしたストーブを別途用意するか。ソロキャンの荷物削減を考えると「お湯」コース確定ですね。ただ車移動だったら・・・ストーブ持って行けますよねぇ。
 
 
実験09:寒冷地でのCB缶の使用感
 夜は何でも無かったのですが、朝はなんか火力弱くね?と思いました。最初は良いのですが、ちょっとすると「ボッ」と音がして一回り火が小さくなるのです。何回か繰り返すのを見て気がつきました。「これが『寒いと使えない』か」と。
今回はそのまま使えてしまったので現象確認だけです。ジュニアコンパクトバーナーは裸ん坊ですから。一方の折り畳みバーナーはちゃんと熱伝導対策がされていて問題なしです。でかいけど。
ジュニアバーナーの対策品は持ってるので、次回チャレンジしてみようと思います。結論としては、5度を下回ると怪しい。です。

 
 
実験10:防水バッグへのテント収納状態
 完全に計算通りです。ピッタリです。というかピッチリすぎ・・・予定通りです。言うことなし。

 
 
実験11:エイテントでの二又ポール
 実験01の後半部分がコチラの実験です。ポール径が19mmなのでちょっと心許ない?と思ったのですが、問題なさそうです。タープのもう片方で1本つかうので4本組を良い感じに使用できるという結論です。素晴らしく効率的。

 
 
実験12:マーガリン(バター)の保冷力確認
 スープポット(400ml)のを購入しそこに保冷剤と、小さなパックにマーガリンを詰めて持っていきました。溶けちゃうかな?と思ったのですが、翌朝に使用擦るときには冷蔵庫から取り出したときと同じ状態。それよりも、持ち帰ってから開けてみても変化なし。というか、保冷剤がまだ堅い場所があるという事実。恐るべし・・・(保冷バッグではこうはいかないです)
でもまぁ、これでちょっとだけですがマーガリンが持ち運べることがわかりました。外気温次第でもありますが。
今後のキャンプ飯のバリエーションが広がりそうです。

 
 
実験13:ハンモックチェアの感想
 ゆきんちょにも大好評。これは奪い合いになりそうです。完全合格です。
ハンモックチェア

 
 
実験14:ゆたんぽの実力
 靴下が濡れて冷えッ冷え状態で使う湯たんぽは格別です・・・
足下に突っ込んでおいて入るシュラフは天国。なんですが、21時セットで02時で冷たくなってきているのはどうなのよ?さすがミニ(600ml)といったところでしょうか。まぁ冷気が強かったので仕方ないのかも知れませんが、就寝用としては失格。単純なカイロ代わりとしては合格です。ソロキャンの時には邪魔になるかなぁ・・・使い捨てカイロの方が役に立ちそうです。

 
 
実験15:夏用シュラフの実力
 これはゆきんちょに実践してもらいました。ムシャテントなのでポリコットンテントで使ってもらっています。
外気温0度でもテント内はそこまで寒くないとのこと。そこに夏用の封筒型シュラフ3連重ね(本人曰く、下5層・上1層)で大丈夫だったとのこと。そうなんだ・・・

 
 
実験16:ポリコットンとポリエチレン(ナイロン)の差
 実験15の感想は翌朝聞いたもので、私は冬用シュラフなのに寒かったです。インナーシュラフも使っているのに。です。
この違いは、壁面がポリコットンであるムシャテントと、ポリエステルはエイテントとの違いだと思っています。寒かったのは壁側だけだったので。壁から30cmくらいまでが冷気バリバリでした。たまたま右側だったんですよね。おなかいっぱいだったので右向き・・・寒い。という訳です。できるだけ中央で寝た方がよさそうだ。ということがわかりました。

 
 
実験17:メタルラックのテーブル利用(ポール追加)
 ジュニアバーナーでギリギリサイズなので、折り畳みバーナーだとちょっと狭いかな?って感じです。2つのバーナーは置けません。(置けるけど、それだけになる) どちらが良いかは悩みどころです。
で、今回はランタンを高所に取り付けたく延長ポールを持っていったのですが・・・バイク積載のサイドバーだけしか用意してなく、テーブル利用時の45cmサイドバーがない・・・使えねぇ・・・という状態に。テーブル自体は前回も使っているので問題なしです。

 
 
実験18:夜中のトイレ
 尿瓶を用意してテントから出なくても良い状態にしたのですが、トイレの近場にテント設営が出来たのでトイレ行きました(笑)
#星がきれいでした。
なので、これは次回以降に持ち越しです。

 
 
実験19:防寒対策
 ZIPPOのカイロと湯たんぽ。ヒーターベストにヒーターオーバーパンツと持ってく持ってく。でも、これはバイクでのソロキャンでも使う装備なので問題なし。問題はバッテリーです。今回は使わなかった(なぜ・・・)ので問題なかったのですが、使っていたら数時間でドライアップしていたことでしょう。逆に使えれば有用だったのは間違いないです。
ただ、寝るときに使うのはどうなのよ?と思うモノもあります。そして実験15のように寒くてダメだったといったこともあるので防寒対策は検討の余地ありです。