マッドガード第3弾 最終取り付け(仮)編

バイク

2重床+プラシートで失敗したので考え直しです。
結局のところ、乗車+荷物の重量+段差の衝撃で10cm程度の空間がリアサスボトムでタイヤに接触する。という予想において、一番の敗因は「2重床」であろうと判断できます。

そこで2重床をやめて元の板で対応。プラシートだと走行中にペラリンコしそうなので鉄板で。という方向で考えてみました。曲げなどが必要なのと、サイズを自由に調整出来る鉄板・・・考えること2日程度。思いついたのはコレしかありません。それは・・・
「ダイソー キャンプ用防風板」。安いし失敗しても気にならないという素敵な代物です。
板を連結させている棒を取り外して分解。板にあてがってどうするか検討。最終的にこんな感じになりました。

案1
(まだ板に固定はしていません)

実際にあてがってみるとそれなりに良い感じではあります。ちょっとギンギラギンですが(笑)

 
 
まぁ・・・悪くはなさそうなんですけども・・・錆びそう。
うーむ。

なんかプラが良い気がするんですが。
ということで、回り回って元に戻る。ちょっと大きめなフェンダーでいいのでは?タイヤ密着ではなく、この板の位置に設置する形です。17インチくらいかな?(超適当)
で、お値段の安いフェンダーを物色。購入したのがコチラ。
マッドガード購入品
【ノーブランド品】FOR ハーレー スポーツスターリア マッドガード フェンダー (ブラック) 2080円。
サイズは50.5×18.8cm。重さは500g。

ハーレー用なのでデカイです。これだ。安いし(結局はここ)
商品到着後、グロムにあてがってカッティング。そして取り付け用にステーの部分もカットとかややこしいことまでしまして、こんなに小さくなりました。
カット
#これでも長かったので、赤ラインのところでもぶった切っています。これでギリギリサイズ。

両脇の耳部分は大胆に直線カットです。そして頭とお尻部分(赤ライン)も大胆にカット。2/3程度しか原形をとどめてません。なんだかなぁ・・・
それと、ステーを入れる溝もカットしてあります。カット部分は最終的に蓋として使うので取っておきます。
あとは固定するためのワイヤーロック用穴をあちこちにφ5mmで開けています。

これでどうかなー?ということで、ダイソー板とハーレー・マッドガードを両方持ってグロムにあてがってみます。
まぁ見た目ではハーレー・マッドガードが圧勝。とりあえずコレを取り付けて様子を(半年くらい?)見てみましょうか。

ということで、朝もはよから5時半に取り付けです。日の出も早くなりましたし今日は暖かい(15度)。
取り付けと言ってもワイヤーロックで雁字搦めにするだけなので10分くらいで作業完了です。
取り付け

さて。
問題はここからです。実際問題、乗車するとどうなるのだろう?
そんなわけで動画を撮って特定箇所をスナップショットです。

まずは無負荷時。スタンド状態です。
無負荷車体は斜めってますが、まぁそこはもんだいではありません。チェーンガードでもある純正マッドガードとの隙間も良好。とってもスカスカです。これがギリギリまで来るんですねぇ・・・(チェーンガードはスイングアーム取り付けなので動きませんけど)

続いては乗車無負荷時(またいだだけで体重はほぼかかってない)
乗車時無負荷バイクは垂直で両足で立っている状態です。多少お尻が乗っているので完全無負荷ではないですが、基本無負荷といったところです。まぁこれが基準となります。スタンド無負荷と比べると沈んでいるようですが、自重でもある程度沈む。というか、私の足の長さの問題のような気がします(爆)

お次は乗車時。信号待ちとかのイメージです。
乗車時
結構沈んでいるのは私が重いから? 否定は出来ない・・・
乗車無負荷時と比べるには、タイヤ左のパニア取り付けのSB2000を見ましょう。
手前(写真中央)のボルトの位置が下がり、チェーンカバーと重なっているのがわかると思います。3-5cm程度沈んだようです。
奥側のSB2000の下のバーの位置とブロックタイヤとのクロス位置に着目してもわかりやすいですね。

最後はフルボトム想定時です。シートの上で跳ねてみました。
フルボトム時
結構沈んでますね・・・乗車時と比較してもブロック1個沈んでます。さらに3-5cm程度沈んだようです。瞬間的には乗車無負荷時からだと10cmくらいは沈むんじゃないでしょうか。であれば、カラビナで8cm近くぶら下がっている2重床はタイヤに接触しそうですね、確かに。直線ですから。
今回のガードもサイドはタイヤに接触する位置まで下がっています。幅が大きいので当たりませんけど。
まぁ取り付け位置を考えれば板の位置であれば問題は無かったようですけども、今回は中央付近は上に盛り上がっているので絶対に当たらない。と言うことがわかりました。
それと、予想していた「板がタイヤに当たっているのではないか?」ということの検証もできたので、これで原因特定・対策ができたと言えるでしょう。

マッドガードは基本的にスイングアームに取り付ける形が推奨されます。それは、サスによりタイヤとの位置が変化することがないから。でも、前回はそれでぶっ壊れてパンクしているわけで。
今回はシート側に余裕を持った取り付けとしてみました。これでどうなるか様子見となります。
なんですが、ここまでやっておいて「フェンダーレスってなんだろう?」と思っていた謎が解けてきています。サスの沈み込みで相当シートが下がっていくということです。なので、ナンバーとかウィンカー部分がフェンダーとなっていてマッドガードになっている。ということが理解できました。とはいえ、カブ系のように最初からガッツリとマッドガードを用意(オプションでいいから)しておいてくれれば良いのになぁ。とも思う次第です。

さて、マッドガード第3弾ですが、これでとりあえず終了となります。(様子見のため)なんとなくこれで終わりなきがしていますが様子見なので「仮」としています。コレでダメならダイソー板を試し、それでもダメならおそらくマッドガードは諦めることになるでしょう。(サスの沈み込みの量がわかったので)
はてさて、どうなるのでしょうか?

とりあえずですが、この後少し走ってみました。前回「ビビビビ」なっていたルートそのままに。(多摩センター通りに行っただけ) 府中街道を西進して聖蹟桜ヶ丘手前で左折。多摩センター方向へ進み最終的には多摩境駅付近まで。そこを左折してしばらく走り左折。尾根通りで戻ってくる。というシンプルルートです。雲行きが怪しかった(不安定でいつ雷雨になっても文句言えない気象状態)のと、「ビビビビ」音確認だけだったので。
しばらく走り永山駅付近のコンビニで状態確認。そこまではブロックタイヤの音だけで例の「ビビビビ」音はしません。マンホールや段差を走っても同様です。良い感じです。
そのあとは音を気にしつつ普通に走行。1時間オーバーで40kmほど走ってみました。
結果は「全く問題なし」。タイヤも目視で問題なし。マッドガードも緩みや擦り傷はありません。良い感じです。
これで安心して走ることが出来そうです。