バイクのツーリングを始め、最近の夏は危ない。最高気温40度とか普通ですし、直射日光下では・・・
空冷服とかあるのですが、走行中は意味ないですし、停車時は熱風が空冷服内を巡ります（笑） まぁないよりはいいんですが効果はないよね。
ということでクーリングできる服。ということで検索すると凍らせたペットボトルを背中に背負って、それを水で循環させるというベストが売られています。いいかな？と思ったのですが、凍らせたペットボトルは当然溶けます。その時間はおおよそ3時間とのこと。実際問題2時間程度なのでしょう。そのあとしばらくは冷たいのでしょうけれど・・・
私のツーリングタイムはおよそ9時間前後。全然足りません。となると、途中で交換の必要が出てきます。が、そんなの持ち歩くこともできません。となるとコンビニとかで都度購入という方法になります。ランニングコスト悪すぎですよね。
そして、似た方式のベッド冷却を使っていましたが、2シーズン目くらいになると循環ホースが目詰まりをおこすのか流量が激減して効果が薄くなります。それが発生しそう。しかも価格は安くはない。
うーむ・・・
と、ここ2年は空冷服で頑張ってました。
が、先の岡崎ツーリングの往路でギリギリ状態になってしまいまして。冷たいお茶とアイスで事なきを得たのですが、もうちょっとしてたら出先でやられていたかもしれません。冷却大事。（そのときは空冷服は着なかったです。が、そうそう渋滞とかもなく着てなくても大差なし。結局気温と直射日光の問題です）
で、たどり着いたのは「ペルチェ素子による冷却ベスト」です。小さい冷蔵庫や整水器などの冷却で使用されるアレ。それを背中に実装したベストです。モバイルバッテリー区道であれば、バッテリーを複数用意することで動作時間を稼げます。
そんな風なものがないかを物色したところ、ありました。
[YAHAVA] 【ペルチェ素子採用&30000mAh大容量バッテリー付き 】-21℃瞬間冷却 冷却ベスト ペルチェ式 USB給電式 強弱モード 静音稼働 19500円
やはり高いな・・・と思ったら4000円OFFのクーポン発見。15500円です。
例の水冷ベストは10000円とかします。差額は5000円と考えてみます。ツーリングごとに3回氷を購入するとして400円。12回で差額回収ができる計算になります。そして途中での交換が不要。これをどの程度価格に転嫁するか次第ではありますが、一夏で十分回収できる金額と言えるでしょう。
というわけでポチりました。
今回購入したペルチェ冷却ベストは5V2.2Aのバッテリーと言うことで、おそらく手持ちのモバイルバッテリー（タブレット対応のやつ）なら使えるでしょう。そして30000mAhのモバイルバッテリーも付属しており、強モード（-21度）で6-8時間、弱モード（-16度）で8-10時間とのこと。これなら必要十分ではないでしょうか。
そして商品到着です。付属のモバイルバッテリーを充電して、いざお試し。
の前に。構造を見ると冷却ファンは4つあります。上2つは排気。下2つは吸気のようです。で、このベストの上に服を着るとファンが塞がれてしまうようです。それはダメだろ。ってことで1cm程度ではありますがスペーサーを作ってみました。こちらです。
ダイソーで売られている床に敷くクッションです。これをカットしてスプレーしたもの。裏面は見えないのでスプレーなしです。中央はファンの高さと同じくらいの補強をやってみました。
で、これを取り付けます。というか置くだけ。
設置前
設置後
よし。イメージ通り。
吸気と排気を物理的に分断し、かつ空気の流れを外向きに。というコンセプトです。空力とかは考えてません（わかりません）。
では試験運用をしてみよう！
コレを着てウィンドブレーカー（ベスト）を着て実際にバイクでお出かけです。
まずは電源入れて着てみる → おぉ、冷えてるぜ。冷たい。ちょっとするとなれちゃうけど良い感じ。
ウィンドブレーカーを着る → これで外見は普通。冷却は・・・大丈夫みたい
バイクで移動 → 走行風のせいでなにもわからない
移動後、休憩（ベンチに座る） → ものすごく暑いんだが？
休憩10分。なんか暑い。とりあえずウィンドブレーカーを脱いでみると背中部分がものすごく暑いです。と同時に背中が冷たくなってきた。これって・・・ウィンドブレーカーで背中が密閉されて排気できなくなってますね。外気熱を吸気するからさらに加熱するのか・・・
となると、ウィンドブレーカーも吸気タイプにして空気の流れを作らないとダメなんですね。
なるほど。
それから、これを着用してプロテクター着るとけっこうごっつくなるんだよなぁ。どうしよう。
そして。1時間のフルパワー運用でバッテリー40%使用。おい、だいぶ嘘つきだな。（6時間持つんじゃなかったのか？2時間半じゃないか。密閉してたからかな？）