キャリアを自作しよう 4.具現化編

バイク

荷重の逃がし方の基本方針は決まりました。ここからは実際にどうやって実装させるのか?になります。

まず、今回想定している荷物。キャンプ道具一式ですが、100リットルの防水バッグに入れて、それを載せる形です。おおよそ30kgです。大きさは、70cm×30cmから40cm×H45cm。高さは荷物次第です。
ですので、用意する棚板は、75cm×45cm相当と考えておきます。

このことから、キャリアに影響を与えないよう、空中に棚板を設置することになります。
シート側には、高さ10cm以上の確保が必要です。シート幅オーバーくらいの間隔でポールを2本立てます。間隔は30cm。ここから45cmほど後ろに板。つまり、30cm×45cmの板を用意。45cmの部分に突っ張り棒の先端が接続され、サイドキャリアに用意した土台に連結です。
そして、この30×45の板の上に棚板である75×45の板を載せて固定。左右に揺れるので、サイドを車体に固定。といった形かなぁ・・・

 

でもな・・・板の2枚重ね・・・要る?
シートの上に発泡スチロールとかの小型クーラーボックス置いて、その上に棚板載せれば良くね?
左右揺れは、どうやったって起こりそうなので、30cm幅の板、要る? ポール天辺から引っ張る場合は、ポールとの連結が75cm幅の板はムリなので用意する必要があったけれど、下への突っ張り棒なら不要としか思えん・・・
ここはシンプルに「発泡スチロール小型クーラーボックスに棚板載せる」方式が良さそうだ。と判断しました。9月7日の夜のことです。

 
で、突っ張り棒とか棚板ですが、基本金属が良さそうです。耐荷重を考えると。
お手軽という点で考えると、スチールラックの板とポールが入手容易で良さそうです。ダイソーのは耐荷重が10kgなので却下。ホームセンターで売られているしっかりしたやつ。ポールはφ25mmと19mmの2サイズ(φ12mmか9mmの細いのもある。これはダイソーのと似ている)があります。どちらも棚板としては耐荷重が75kgだったり150kgだったり、すごいのは300kgです。もちろんφ25mmのほうが棒が太いです。が、その分、重いです。
耐荷重としてはどちらも大差ない(そこまで重くはならない・・・はず)ので、今回はφ19mmの方をチョイスしました。
棚板は74cm×40cm・・・45cmの板は存在していない様子(売り場には影も形もなかった)。φ25mmのほうならあるのですが、メチャクチャ重くなります。ですので40cmで妥協することにしました。

シート側のクーラーボックスですが・・・20cm×30cmクラスのだと壁が薄め。上からの荷重に耐えられるかな・・・
ということで、ツールケースのほうにチェンジしました。板を載せて体重かけても大丈夫だったので、たぶん大丈夫。なはず。(クーラーボックスの方は微妙だった)
#後に、しっかりとしたクーラーボックスを購入してみたのですが、どうしても高さが高すぎで調整できなった・・・

この組み合わせでの突っ張り棒の長さは39cm。そんな都合の良いサイズは売られてませんでした(15cm・30cm・46cm・60cm)。棚板との固定を考えて46cmのをチョイスしました。

BOXコンテナB6.6 767円(B4.5とは高さが違うだけ) 33.4×19.8×H15.8cm
BOXコンテナ蓋B4.5 415円(B6.6と兼用)
スチールシェルフ7540 3388円
ルミナスライト ワイヤーバー30cm 767円
ルミナスライト ポール2P 46cm 1848円

合計7185円。・・・結構な金額だな、オイ。

ワイヤーバーとポールは実際に形にしないとサイズがわからないので、第1弾として上3つ。仮組立してから実測して第2弾で下2つを購入という手間になっています。(往復1時間くらいかかるんですよね。面倒。なんやかやで2往復で3時間以上かかってます)

BOXコンテナは板(スチールシェルフ)が載っかるのでスポンジシートを各所に貼っておきました。底面(シート側)にも滑り止めをかねて貼ってあります。
このBOXコンテナですが、どのくらい耐荷重があるのでしょう?非常ーーーーに気になります。素材はポリプロピレンですよ。
うーむ・・・まぁ蓋の中央は話にならないのは確実で、そこは無視します。問題なのは壁面です。当然のようにラベルシール(剥がしました)にも書かれていません。まぁそういう代物ではないですし。でも、荷物のっけて壊れても使えないし。そこで、私が乗ってみることにしました。上下に段ボールを挟んで、壁面部分に立ちます。
コンテナBOX

・・・うん、揺れもないし良い感じ。
では、段差を通過した状態を模擬。軽くジャンプ。これでもきしみません。4角の補強用の加工がされており、それが有効に働いている様子。少なくとも、蓋の外周=コンテナの壁面に荷重がかかる分には常時70kg。瞬間で150kgは余裕でクリアできそうです。

ポールは土台への差し込みを考えて上下逆に使用します。土台にM6×40mmボルトを出っ張らせておき、そこにポールを差し込みます(左右2カ所なので2本)。この間隔が26cm程度だったので30cmのバーでポールの上側に設置。これでポールの幅が固定されます。
つっかえ棒

ポールの下端は栓を抜いておき、ボルトに差し込み。上端はシェルフの車体後ろ側に突き刺します。ポールにはバーがあるので、それ以上刺さることはなく位置が固定されます(上には抜けますが、荷物置きます)。
板の固定
シート側にはケースを置き、その上に板を載せます。

これでキャリアの形が完成です。が、ここまでがパーツのみで用意できる限界です。(9月11日)
この後、まだ固定はされていない状態ですが、静止状態で荷物を載せることは出来るでしょう(左右の揺れに注意です)。
積載して問題ないようであれば、あとはゴム紐とかで固定を確定させて完成となります。