とりあえずシンクを取り付ける天板は作成しました。
キャンピングカーのギャレー(シンク+調理台)は、未使用時は蓋が閉まっていてテーブルになります。いろいろ意味はあるのでしょうが、未使用時(走行中・停車中問わず)は隠しておく・テーブルとして使う。といった目的があるのでしょう。不用意にモノが落ちたり飛び散ったりするのを防ぐという役割もあると思いますし、妙な凸凹は何かと問題となるからです。
ということで、シンク用天板を隠すための蓋を作成します。
タイトルも「キッチンの天板を作ってみる その4」改め「ギャレーの作成 その2」とします。(「キッチンの天板を作ってみる」シリーズは「ギャレーの作成 その1」扱い)
で、蓋なんですが・・・
前回までに作成したのは、リスのケースを用いた可搬シンク用の天板でありケースを上から入れて引っかける構成です。そのため、単純に蓋をする。と言うだけでは出っ張り部分が飛び出ていることになりますし、そもそもケースの蓋で事足ります。
そうではなく、真っ平らなテーブルになってほしいのです。イメージとしてはコチラです。(どこぞのサイトさんから無断借用)
今回は出っ張っているので、まずは出っ張りを解消するための壁が必要になります。その後で蓋という流れです。
最初は壁。ケースの蓋を閉めたときの出っ張りの高さは10cm強だったので15cmで作成していきます。壁ですので基本4枚の板となります。サイズは天板をぐるりと囲えるサイズであるため、内寸が910x450mmです。これに板厚を考慮して材料を用意します。
すでに多少加工済みなのは、作業前に写真取り忘れたからという安直な理由です。
天板のサイズとカットを考えて、910mmをそのまま使う。という前提で450mmのほうの板を480mm(正確には476mm。これは板厚が13mmだから)で用意する。というのを忘れてはいけません。
今回は910x350mmの板を幅150mmで2枚。(幅50mm弱の板が残ります)と、600x150mmの板を480mmでカット。を2セットです。(910x150mmの板2枚と、910x350mmで2カ所カットで安い方を選ぶという選択も可能な場合があります)
それと、20x10x1820mmの棒。これは天板を置くためのガイドというか土台です。これを2本。まずは長さ910mmくらいで半分に。もう1本は400mmくらいで2本カットして取り出します。この土台を取り付けた状態の写真となっています。
下右側に移っている小さな板は、中央に写っているワイヤーバー(ワイヤーラックのパーツ)を取り付けるための押え板です。板の切れ端を使って作成しています。妙な波の印は「そこにバーの鉄材が来る」の印です。ネジ打ちするときの参考用です。押え板なので一部バーの厚さ分のへこみを作るというか、出っ張り部分も用意しておきました(要は段差がある。ということです)
#下の板に穴がいくつか空いているのは、いろいろ実験した結果です。
なぜワイヤーバーが必要なのかは後ほど。(別記事になります)
続いては短い方の板にワイヤーバーを取り付けます。
今回は車載用のギャレーなので、できるだけ外部には出っ張りがないことが求められます。そこで板の内側でできるだけ完結する取り付けを行う必要があります。
で、今回はこんな感じにしました。
とりあえずダボは気にしないでください。(こちらも別記事で出てきます)
ワイヤーバーを土台にあてがって押え板で壁板にネジ打ちします。ネジは概ね2列になっていて、上段は例の波印の部分で鉄材をよける形で数本ネジ打ちしています。これで左右へのずれを防止させています(という想定です)
ネジは壁板を貫通しないように長さをきちんと測って使います。(ここ大事)
加工としては土台のほかにはワイヤーラックの柱2本を固定できるようナイロンのまとめテープとずれ防止の木を取り付けたと言ったところです。
短い板にワイヤーバーを取り付けたのですから、ここにワイヤーラックのポール(柱)があってもおかしくはないですよね?
要は、ここにワイヤーラックを隠しておきたかった。という流れです。ただの空間ではスペースがもったいないですから。
これで今回の壁の仕掛けは完了です。(最後にちょろっと追加がありますが、それは別の話)
長板2枚と短板2枚、これを組み立てます。
ふむ、イメージ通りです。