ラックの補強+アルファ

日常

今年の2月、実家に私用の部屋を構成し始めました。まずはベッドをシングルからセミダブルへサイズアップ。
そして6月は通信回線で光を導入

今回は、ベッドサイズアップの際のテレビラックの補強がメインです。
サイズアップ前は、ダイソーのワイヤーラックで30cm×15cm板を使った高さ120cm程度の「柱」を両脇において板を渡して台を構成していたましたが、ベッドサイズアップにより柱から「板」へ変更となりました。(詳細は、記事参照)
ベッド交換後
柱は底面が面になりますが板は線(棒)になります。自立しません。自立させるには枠組みやどこかの柱や壁に連結させる必要があります。ただ、結局は板なので揺れに対する強度はほぼゼロです。
これを解消するために仮設で壁側に引っ張る形であまった既存のおもり(1個10kgのダンベル)の台(これまたダイソーのワイヤーラック)にワイヤーロックで固定。窓側も同様に固定。さらに窓側はエアコンの下に余っていた棒を使って固定していました。(写真左下、コンセント横の小さなラックがダンベル台です)

それから6ヶ月。この間にどのようにすれば、下が空いているコの字の板を固定できるか考察しました。
いろいろ考えて実験した結果、大きく3つの対応となることがわかりました。結局は先人の知恵というか、家屋建設時の手法にたどり着く結果でした。

方法1:壁にくっつけて固定する
方法2:筋交いを入れる
方法3:ラックの後ろ(壁との隙間)に柱や壁を作る

方法1は現状のラックを壁にくっつける方法です。手間いらずですが、後ろの配線や壁のコンセント類とかに影響が出ることが考えられます。壁にネ留めとか傷をつけることになるので今回はこの方法はパスします。
方法2は家屋建築時の壁の中の方法です。筋交いをクロスで入れることで揺れに対して対抗・固定化が可能となります。比較的シンプルな対応策です。見えちゃうと格好悪いですけど。
方法3は、重りの部分を利用し、今まで使用していた柱を作成してそこに固定する方法です。柱同士を板で連結して壁にすることでより強固な対応が可能ですけど一番面倒です。

比較的費用をお低く抑えて効果がある方法。どうしたら・・・と考えること3ヶ月。方法2と方法3の融合案を思いつきました。

方法4:ラック後ろのダンベル台に柱を構築し、左右の柱間に2段の棚板を作成。テレビラックの裏にラックをもう1つ構築する。

というものです。ラックなので壁を作るようなものですが、簡易的な飾り棚を設ける。と言った方が良いかもしれません。
柱は使っていたワイヤーラック。棚はテレビラックの固定用に用意していた木材(最初の写真に移っている斜めの木材)を使用することで、今回のための追加費用はほとんどありません(固定用のワイヤーロックとかネジとかくらい)。

で、まずはワイヤーラック。ダンベル台を高さを120cm超として棚を2段。床面と併せて3つの幅固定となるので横揺れに対してガッチリロックされます。前後方向は後方は壁。手前はテレビ台。床面に両脇に10kgの重りで基本動きません。
テレビラックはこのラックにワイヤーロックで固定。これで両者が相互に押さえ込む形でほぼ動かなくなります。家の形から前後方向への揺れはあまり発生しないことも考慮に含まれています(基本、左右方向に揺れます)。まぁ、まだ仮の段階なので前後方向への対応は後日として、今は左右に倒れないようにするのが喫緊の課題です。

うん。理屈はできた(たぶん、文章ではなんだかわかりにくいかと思われます)。
作業開始です。

まずは棚板を作成します。
幅15cm×長さ180cm×厚さ1cmの板を2枚。まずは板を長さ135cmにカット。そして1枚は左右ともに32cmほど15mmほどカットして12cm幅とします(15cm幅は残り70cmくらい)。
それから2.5cm×180cm×1.5cmの棒を4本。全部長さを135cmにカット。これを2本ずつ1枚の板に当てがう形で下駄を作成します。右側の板が左右をちょっとカットした板です。

こんな感じ。ラック幅から多少はみでる板を今回は用意したので、左右幅均等にはせず、壁側がちょっとはみ出るサイズが大きい形にしました。具体的には左右15mm幅カットの部分を、12mmと18mm幅でカットという感じです。このあたりはお好みで。下駄部分は2枚とも同じ位置(左右をカットした板と同じ位置でいっぱいの一)に設定です。これはラック板のパイプ口のへこみ対応です。板の左右ブレは柱のパイプで固定させます。

で、左右の重りのダンベル台である15cm×30cmを高さ120cmくらいまで延長ポールを連結して伸ばし、中間と上段に棚を追加。その棚に作成した棚板を載せてラックが完成です。
このラックにこれでもかっ!というくらい、ワイヤーロックで固定して全作業終了です。
なお、テレビ台と今回のラックとの固定にはφ19mmのワイヤーバー55cmを、下と上を左右で4本使用しています。(ダイソーラック側はバーを通しているだけです。テレビラック側はスリーブで位置を固定しています) 上下4カ所で幅55cmで固定されているので分離することはありません。
また、テレビラックの上から棚の左下へワイヤーロックを連結して筋交いを構成(下の写真の斜めのワイヤーロック)することで荷重をダンベルの方向へ持って行っています。テレビ台の上の品たちも基本的に壁側へj急進が行くように配置しています。微力ながら重心を後ろ(壁)のほうへ持って行こうということもしています。

横から見るとこんな感じです。

正面から見ると、壁に段が増えただけ(上段の棚は高さを大腿合わせているのでテレビとかの後ろでほぼ見えない)。
ちょっとした小物などを置くことで自重が増えて、より安定度が増す形になります。
写真を身とわかりかと思いますが、上の板は左右のカットはしていません。これは一番上に載せるため。下駄の部分だけパイプの内側になります。一方、中段の板はパイプが上部へ伸びているため、この部分はカットしておく必要があります。パイプ部分だけコの字というか■でカットしても良かったのですが面倒だったので32cmほどカットしています。コの字カットのほうが強度は増しますが難易度も上がります。
#下に立てかけてある板は棚板を最初に長さを合わせてカットした時の端材です。なにか使えないか検討中(たぶん何もない)

この状態で手前方向(ベッド方向)へ揺らしてみたところ、側面の幅が55cmにアップしており、かつラックとテレビ台がかなり連結されているためほぼ動かず。重心も壁側に寄っており、通常状態では手前には倒れてくる気配はありません。ガッサリ倒れてくることがあるとすれば、相当大きな地震くらいでしょう。これは前述したように後日対応することにします。

今回の対応で棚を作成でき、テレビ周辺においてあるLANのハブとかテレビの後ろに置くことですっきりすることでしょう。中間の位置する「見えるところの棚」には・・・まぁ今は何を置くか決めてませんが、棚があると言うことで必要になったらなにか置けば良いだけ。それはゆっくり考えるというか、必要に応じておけば良い。ということになります(なにも考えてなかった)