トイレ リニューアル

日常

今の家に住み始めて25年。
我が家はINAXの便器です。マンション購入時から取り付けられていたので選択の余地はありません。そこに便座としてINAXのシャワートイレをオプションで付けました。

が、さすがに25年もするとシャワートイレの水の出が悪くなってきました。経年劣化なのでどうしようもないです。なので便座交換を。

というのが普通なのでしょうが、便器も汚れが落ちなくなってきており。特に縁の折り返し部分。もうだめです。ほかにもカビが取れないとか全体的にもうダメっぽいです。(あまり掃除もしてなかったので、そういう意味ではかなり優秀かもしれません)

ということで、便器ごとまるっと交換することにしました。まだ10年は使うでしょ?ってことで。便座だけ交換して数年してから便器交換だとなんだかなぁって気がして。また、今後値下げになる可能性もないでしょ。言い換えれば今が最安値なんじゃないの?って判断しました。

ということで、INAX(今は住宅機器販売合弁?でLIXILですね)で探します。日本では有名なのはTOTOですけど、便座というか便器が比較すると細長いんです。私はワイドなトイレを所望。実際、使っているのも大型便器で丸っこいです。
そしてシャワートイレ(ウォッシュレットというのはTOTOのシャワートイレの商品名です。絆創膏とバンドエイドの関係ですね)は瞬間式を使用しています。これ、待機電力はゼロ。使用時に湯沸かし器方式なので無限に使用できます。結果的に節電にも貢献しています。一般的な貯水方式は寒冷地では有用ですけど東京か神奈川では無駄に温めが発生すると思っています。
なので、今回も瞬間式に絞って探します。

・・・が、ぶっちゃけカタログ見ても何が何だか分かりません。なので、まずは新聞広告に入ってくる水道工事関係のトイレリフォームを見ます。トイレ部屋ではなく便器交換を調査。概ね15万円から25万円といったところのようです。安いのは「最低限のヤツ」かつ「古いヤツ」。いわゆる在庫整理品のようです。かなり投げ売りっぽい感じです。おそらく問い合わせると高機能の現代版とかを薦められて、安いのは「在庫なしです」とか言われるのでしょう。分かってますよ?

で、今度はネット検索。どこがイイかなーとか思って探したのですが、どこも狙った機能のセット品はありません。とりあえずホームセンターや電気屋さんにいってLIXIL(INAX)のトイレカタログをもらってきて物色することに。

でも、これがまた意味がワカランのです。押しはタンクレスの便器・便座一体型の高機能。まぁフラグシップが最初にあるのは当然ですね。見ると40万円オーバー。高っ!!
で、望んでいる機能だけで見ると、なんと一番性能の低いヤツに該当。そうなんだねぇ。我が家では高機能は不要なんですな、これは。それでも30万円くらいはするようです。むむぅ・・・

で、再びネットで調べます。すると「交換できるくん」というサイトで組み合わせがかなり自由に選べるということに気がつきました。そしてそれで目的を絞ってみると・・・なんと15万円で対応できるじゃありませんか。まぁ予想していた金額通りでびっくりですが、新聞広告とかの値段よりも安いです。そして機能要望を満たしていました。素晴らしい。早速見積もりを取って、ほかのところと比較検討。でも全滅です。そんなわけで発注。これが10月11日のことです。

我が家は左ハンドルなので、オーダーした機能にあった「オート洗浄」(立つと勝手に水が流れるアレ)とかは付かない。と連絡が。自動洗浄系は右ハンドルにしか取り付けられないんだそうです。タンク内部の浮きなどの機構配置の問題なのでしょう。まぁ自動洗浄なんて無くてもOKです。で、さらにグレードダウンという形に。(自動洗浄付きに最終的にしたので多少値が張ったのですが、結局15万円にダウンしました)
また、左ハンドルの在庫がないので発注。多少時間がかかるとのこと。良いんです、そんなのは。壊れてないし。なのでお願いし工事は10月30日に決定しました。(在庫確保してから日程確定しています)

で、今日がその30日です。
ほぼ予定通り業者さんがやってきまして、ほぼ予定通りの時間で交換。そして見積もり通りの価格(これは当然ですが)をお支払いして、我が家のトイレは交換完了です。約2時間です。

交換前

交換後


交換中(笑)

当然、穴だけです。壁から200mm。この数値が非常に大事なんだそうです。200mmか120mm。もしくは200から500mmくらい(便器による)がポイントとのこと。INAXはこの範囲ならOK。TOTOだとこういうのはない(固定)なんだそうです。(工事の人にお聞きしました)

それから、シュアは工事していてどんな感じですか?と聞いてみたところ、TOTOとINAXは半々くらい。たまにパナソニックがある。とのこと。CMや広告を見るとTOTOばかりなのでTOTOのシェアが大きいかと思ったら、そうでもないようです。そういう意味ではLIXILは住宅機器としては一般向けの広告は少なくしているのかもしれません。
それと、タンクレスがカタログでは押しているようだけど?というのも聞いてみました。工事の方の考えもあるのでしょうが、今回のようなタンクが付いている昔からの形が一番良いのではないか?とのことです。というのも、タンクレスの場合は水道の水圧がポイントで、まぁ当然なんですがそのまま便器に水が流れるそうです。そしてシャワートイレも一体化されており、何かあったら必ず全交換となってしまうとのこと。また、便器の後ろに棚を設置するトイレ室内リフォームを含む「見た目はタンクレス。でも後ろの棚に水道設備」のパターンも結局は同じことで全交換が基本となるようです。
使い勝手やメンテナンスなどいろいろ含めると今回のような旧式スタイルのが一番良いのではないか?とのことでした。

なるほどねぇ。まぁ私は手洗いがほしい(タンクレスだと水場まで用意するトイレルーム完全リフォームになりがちなんだそうです)のと瞬間式シャワートイレという条件で既存のスタイルの継承となったわけですが、カタログ見ていてい「そうなんだろうな、きっと」と思っていたことが工事の方から聞けたので納得です。

 
さて、今回の交換詳細です。

便器
 LINUX アメージュ カラー:ホワイト
  YBC-Z30H+YDT-Z380HA (便座+タンク) Aは左ハンドル
   手洗いあり
   アクアセラミック
   ECO5(大5リットル・小3リットル)

シャワー便座
 LINUX CW-EA21 2017年発売品
  壁リモコン
  瞬間・連続式

 CW-EA21Aを注文(フルオート便座、フルオート・リモコン自動洗浄機能付き)したが、左ハンドルはこれらが対応しないためCW-EA21にダウングレード

価格
 便器:52877円(定価65700円+60800円=126500円)
 便座:59708円(定価118000円)
 工事:38800円

 合計:151385円(定価244500円+38800円=283300円)
         差額:131915円(46.5%OFF)

座面がちょっと高くなり、便座の太さが若干細くなっている(O字の穴サイズは良い感じです。文字部分の太さがちょっと?ってイメージ)ような気がしますけど、概ねOKです。
気になってしまうのは流すときの水量が少ないので流水音が少ない。というか無いのです、「ゴボゴボ」という最後の吸い込み音が。トルネード式に便器内を水が流れて勢いが増すのは目視でき、その勢いのまま流れていくのですが、いかんせん今までの水量より圧倒的に少ないのです。気分的に「大丈夫か?」と思ってしまうのですが、1日経って平気なので大丈夫なんでしょう。(というか、大丈夫でなければ商品にならないわけなんですが)
しばらくは水量に「あれ?」となるんだろうなぁ。音が小さいので流したかどうかもわからなくなるんですよねぇ。まぁ2回流したところで今までの1回(13リットル)よりも水量は少ないのですが(笑)