パニア運搬治具を作ってみた

バイク

ツーリング時。
トップケース+サイドパニアのフルパニア。
フルパニア

ス・テ・キ
グロムー!!きゃーーー!!(笑)

バイク乗るならコレやらねば。というのが私の持論です(スクータータイプを除く)
ま、完全に個人的趣味です。間違いない。

それは良いんです。良いんですよ。でも、これをセットするために家から3つのケースを持っていかないとダメなんです。(付けっぱなしにはしてなく、毎回自宅へ持ち帰ってます)
でも、手は2本しかないわけで。ということで、以前コレを作りました
トップケースリュック
『トップケースリュック』です。
これでトップケースは背中に行くので両手が空き、左右それぞれにサイドケースを持てます。

が。
思いのほか使い勝手が悪い・・・背負うときに、メチャクチャ後ろに引っ張られて、なかなか背負えないのです。それから、ほかに荷物があったらお手上げです。たとえばタンクケースとか、シートやトップケースにネットなどで取り付けた荷物など。荷物満載時とかです。それとか郵便物があったり宅配荷物があったりと。結構な頻度で発生するんです。となると、手は1本は空けておきたい。
そんなわけで、ボストンバッグの肩掛け紐をサイドケースの取っ手にくくりつけて肩下げで手を空ける。と言う方法を採っているのですが、もうガチャガチャとぶつかって五月蠅いですし揺れまくります。なんとかしたい。そんな思いが約1年・・・

暫定ではありますが、なんとかならんかと考えました。やっと方法を思いついたので実験してみます(しばらく運用してみます)
で、こんなのを作りました。
治具

なんだこれ?

まぁそうなるでしょう。作った私も、まさかこうなるとは思いませんでした(笑)
材料は、20mmx1200mmx10mmの棒(余っていた棒なので中途半端なサイズです)と、M8x60mmのボルトとナットが2個ずつ。M3x30mmのネジ1本。それだけです(ガムテープとか木工用ボンドも使ってるけど、まぁそれはね)
#全部自宅にあったモノなので材料費はかかってません。完全に無料です。

棒を33cm2本と24cmと26cmの4本にカットします。
33cm棒の中央に30cm弱の間を空けて、中央に印を付けます(こちらは棒に2箇所)。この位置はサイドケースの下の溝(引っかける部分)の位置となります。
残りの短い棒は、端から15mmのところの中央に印を付けます(こちらは棒に1箇所)
印を付けたら、ドリルで8.5mmの穴を空けます(細いのから順に空けましょう)。雑に作業すると棒が割れますのでご注意を。
穴を空けたら、写真の形のように33cm棒を横。M8のボルトを下から穴に突っ込んで、ボルトに短い棒を左右に差し込みます。で、その上にもう1本の33cm棒を差し込んでナットを軽く締めます。33cm棒で挟み込む形です。この仮組みをしてから24cm側の棒が26cmの棒と任意の場所で連結させるために斜めにカットをします。(マーキングしてバラしてカットしましょう)
カットした部分を26cm棒の外側から3mmの穴を空けて、一度離してボンドを塗って貼り付けます。で、M3のネジで固定します。
斜めにカットした端材をストッパーとしてボンドを塗って連結部の下側から差し込みます。で、ガムテープでぐるぐる巻きに。これで多少補強されるでしょう。
木材としては、カットと穴開けの木くずしか残りません。

棒の厚みは10mm。これが3つ重なり、その外にボルトとして5mm程度の空間が(左右2箇所に)必要で、その外にナットが来ます。ボルトとしては50mmが良いサイズなのかもしれません(が、60mmしか持ってなかった。これくらいなら問題なし)

ここまでは仮組みなんですが、ガムテープグルグル巻きを上の三角頂点部にしたタイミングで本組み立てに早変わりです。完成です。ナットはゆるゆるで構いませんし、抜けないようにボルトロックを塗っても接着剤を塗っても構いません。(笑)ナットの頭からボルトがはみ出ないように注意しましょう)

で、どんな風に使うのかというと、こんな感じです。
差し込む
ナット部分(ボルトの頭を含む)をサイドケースの下側の引っかけに突っ込みます。三角はサイドケースの上の方に向けます。
で、これをもう片方のサイドケースにも実施します。すると、こんな感じになります(下からのアングル)
ローアングル
紐で三角をくぐらせてサイドケースの取っ手を締め付けて完成です。
完成図
これが運用の図。取っ手同士の紐を持つことでサイドケースを左右固定状態で一緒に持ち上げることが出来ます。紐は治具を引っ張り上げる形となっており、治具はサイドケースの下のフックにボルトが引っかかっているのでばたつきません。

持ち上げてみたら、思いのほかしっかりと固定が出来ています。そして薄型。結構いいかも?