3月20日に行ったフラット床の加工。
この加工により、セカンドシートを超リラックスモードやサードシートの利用などができるようになりました。
が。
イマイチ、なんだかなぁ・・・とおもうのも事実。「左のサードシートを使いたい」とか「右のセカンドシートだけ後ろに下げたい」と言った個別対応ができません。特にそういった要望も約40日間発生はしなかったのですが、そういったことが必要になりそうなシチュエーションがいくつか思いつくというのもあります。
シチュエーション1:会社メンバーとのグルデイキャンで4名ほど連れて行くパターン |
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現在の最大メンバーは全部で9名(新生児を含む)。そのうち4名家族(小児・新生児を含む)は自分たちで対応してもらうことになるので、自分を含めて5名の移動となります。 この場合、我がノアではセカンドシートまでの使用で4名乗車。サードシートが3名シートなので左右どちらかのサードシートを使うことになります。前回はたまたま全員で4名だったので事なきを得ましたが、次回以降はおそらくフルメンバーになることが予想されます。 |
シチュエーション2:セカンドシート足下への冷蔵庫(小)の配置 |
私の荷物は基本助手席に置いています。これは通常時は助手席に誰も乗らないから。家族(きょんとみきんちょ)はセカンドシートに座ります。(ゆきんちょは助手席ですが、現在は家を出て独立して生活しているので基本居ません) これは、助手席で寝られると私がつられてしまうから。危ないですよね。 でも、シチュエーション1にもあるように誰かが乗るときもあるわけです。そういったときの荷物置きとしてコンテナを車に用意しています。また、長距離ドライブの場合は飲み物などを冷やしておきたいという要望のための冷蔵庫も置いておきたい。そのためにミニ冷蔵庫用のコンテナ連結パーツを作成し、コンセント増設対応を行ったわけです。それを日常利用での座席使用を含めて考えると、どうも運転席後ろに置くのが良いようです。セカンドシート足下中央に置こうかと思ったのですが、結構でかい・・・。そのため、セカンドシートの座り心地として左側だと右足の居心地がすこぶる良くないのです。そして、左側乗車(日本だと基本的にそうなる)での右側セカンドシートへの移動がかなり難しい状態となってしまいます。これを解消するためには、右セカンドシートを超リラックスモード:すなわち、サードシート側にもっと下げる。という方法をとれば万事解決です。 |
ふむ。シチュエーション2のメリットとしては、通常時も運転席側セカンドシートにカーゴがあることになり、荷物を置くことも容易です。
ふーむ・・・ふむふむ。
そんなわけで、前回の3枚おろしの前側2枚をさらに中央で縦半分に分割して5枚おろし状態にすることとしました。
左サードシートを下ろし、右セカンドシートを超リラックスモード(サードシート側へ、より下げる)にした図です。
まぁ想定通り・・・。それでは普通の状態(サードシートは畳み上げ、セカンドシートを通常位置(それでも一番後ろに下げる))にして5枚並べてみる・・・と、もうフラット床とは一体?という状態に。なんでしょうねぇこれは・・・
ダメ。ダメダメ。これではちゃんと使えない。作り直さないとイカンです。(それぞれの板の外周部に足がないので折れる・板が傾くといった状態になってしまうため)
うーん・・・(-_- )
考えること3時間。
中央に横たわる線。これがくせ者で、ここが一番高くなっており、セカンドシート側に15mm程度の段差があり、さらにセカンドシート側に進むに連れて沈んでいきます。これが買い物かごが引っかかり取り出しにくい原因。かといって今までのように全面フラット化するとカーゴの床下収納の荷物取りだし(主にチェーンや車止めなどを入れている)が面倒。そうそう使うモノでもないのですが、使わないわけでも無い(軍手とかちょっとした物の取り出しはそれなりにある)。
なので、この線の手前(カーゴ側・後ろ側)はあまり手をつけない方が良さそうだ・・・・
ということで、奥側だけフラット化させてみてはどうだろう?という結論に達しました。そこは左右に2分割させておけば、シチュエーション1・2の双方を満たせます。
そんなわけで設計してみました。(計測とも言う)
上側がセカンドシート側。リアタイヤがあるのでサードシート側になるほど左右はしぼみます。
セカンドシート側は横幅115cm。リア側は97cm。奥行きは45cmです。セカンドシート側から27.5cmまでに左右は2cmほど。そこからサードシート側17.5cmで+6.5cm(都合8.5cm)ほどカットが必要(115-8.5×2=115-17=98。誤差を含めて97cmという雑なサイズ)。という感じです。それからセカンドシートのスライドレールとサードシートのロック部分エリアが幅8cmとか間が32cmとか。そういったメモです。
それと、セカンドシート側は深さが約5cm。リア側は約1.5cm。長さは45cmという三角形の下駄足が必要となります。この足を吐かせることでフラット床にすることができます。
そこで、いつものように桐の板。今回は1820x450x13mmの板を購入です(3500円くらい)。
この板を57cmでカットですが、片側は48.5cmの斜めカット(2段階斜め)。ちょっとカットに自信が無かったので丸鋸を使ってカットすることにしました。
当て木をして斜めに直線カットを数回。
この時点で180cmから120cm(57cmx2枚)を使ったこととなり、60x45cmの板が余っていることになります。この板を、同じように当て木をして45cm幅の高さ3.5cmの直角三角形の足を8本作成します(それぞれの板に4本の足を立てる)。ただし、足は左右の板でセカンドシートレールの位置などが異なるので実車に合わせて調整(設計図も左右対称では無いことが分かると思います)が必要です。計測はしっかりと行いましょう。
そして位置が確定したらドリルでネジ穴、今回はφ3mmx25mmのネジを使用するのでφ2.5mmの穴を空けネジ留めします(一応木工用ボンドも塗っておきます)。完成図がコチラ。
これで基本ベースが完成。ちょっと置いてみましょう。
良い感じでタイヤ出っ張りも対応できたようです。
続いてはカット可能な絨毯を用意し、板よりも大きめにカット。
板に木工用ボンドを全面に塗って絨毯を貼り付け。
これで数時間から一晩、一日?乾燥させてから折りたたんで建築用ホチキスやφ2mmx10mmのネジなどで絨毯を固定させます。(ちなみに、今回はφ2mmx10mmのネジ100本使ってます)
コレで完成!!と思いきや、このままだと足がちょっと弱いかな・・・
というわけで、余っていた端材を使って足を補強しておきました。
滅多打ち(笑) これで左右に倒れることは無いでしょう。足から出っ張らないように薄い棒を使っています。(裏側に「左前」とか置く位置を記入してますが、実は左右逆と気がついたのはこの写真を撮ったときだったりします。裏側で置いたときに左でした・・・)
これで完成です。では置いてみましょう。
良い感じー。真上から見てみると
こんな感じ。
結構ピッタリと嵌まったようです。これなら使い勝手が良いかなと思います。(色が豪快に異なるのはホワイトバランスの関係です。実際の色はグレーっぽい方です)