パッキング再考

バイクへにゃキャン

【この記事の内容はキャリア作成の前に考えていたことです。時期的に9月頭くらいです】

グロムでのソロキャンの際のパッキングについて再考することにしました。
初ソロキャンの際、出発時に自宅でバイクに荷物が載りきらないという罠を体験し荷物削減が求められました。まぁ過剰であったことは否めません。小さいバイクでのソロキャンの荷物量ではなかったとは思います。

戻ってきて、どういった装備が必要かがなんとなくわかったので、それをベースにパッキングを考察はしました。
別にミニマム量にしようとは思ってはいませんが、宿泊キャンプではどうしてもある程度の量は確定しますし、雨対策も講じておかないと行けません。

考察した対応は取りました。が、まだ実践していません。理由はシンプルで「夏だから」。暑いし混んでいるので。少し涼しくなってからかな。と思っています。
そんなこんなの8月から9月。考察したパッキングにてバイクに荷物を搭載するイメージがよろしくありません。そこで、今少しパッキングと積載方法について再考することにしました。

何が引っかかっているかというと、「シートをどこまで占有するのか?」と「キャリアに負荷は余りかけられない」です。

考察1:シートをどこまで占有するのか?
前回は、シートにあるタンデム用のバンドよりも遙か前方まで荷物がはみ出てきており、タンクにくっつく形で体が入る。という位までシートを占有されました。それを回避するために考察した結果は「薄型(20cm以下)衣装ケースを立てる」という形で積載する。と言うものです。ここに一番のデカブツであるテントを収納します。
結局のところ、ほかにでかいのはシュラフとかの宿泊設備。これらをなんとかすればよい。という結論です。実際、バーナーとかソロデイキャンの場合の荷物は基本両サイドのパニアケースに収まります。何があふれるかというと宿泊セットです。

今回の再考察では、テント以外をどうするのか?という事からスタートです。
テントは衣装ケースで良いとして、シュラフとかはどうするのか?安直にトップケースに入れれば良い。と言うことになるのですが、テーブルとかを含めるとなかなかどうして入りきりません。となると、衣装ケースを立てると言うことで残りはトップケースの上ということになります。バッグを左横から見てPの形にするイメージです。

 
考察2:キャリアに負荷は余りかけられない
考察1での積載方法の「P型積載」。問題となってくるのが「キャリアの耐荷重」です。現在使用しているのは8kg。そしてシュラフとか入れたトップケースは8kg超。数百gなので誤差の範囲と考えてよさそうですが、言い方を変えればそれ以上は積めない。ということです。
で、P型にするということは「上に載せる」ということで・・・ダメじゃん。

 
 
むむむ。
これが今回の再考の根本理由です。
前回のソロキャンの時はシートを犠牲にしてテントをシートに載せ、運転姿勢がかなり固定化されて大変でした。それを解消するための衣装ケース構想ですが、そもそも荷物が載りきらない時点で破綻ということになります。
ではどうするか?

実は比較的早い段階で解決策自体は出ていました。が、それはどうなのかなぁ・・・ということで1ヶ月くらい悶々としていたわけで。でも、結局その他の解には至りませんでした。

解決案1:バイクを大きいのに買い換える
解決案2:テントをソロ用コンパクトのに買い換える
解決案3:トップケースをやめる

それぞれの検討結果です。

解決案1:バイクを大きいのに買い換える
 根本的解決です。排気量が大きいのに買い換え。排気量を上げれば自然とバイクも大きくなるので余裕が生まれます。またパワーも上がるので運転も楽になるでしょう。
ですが、現在の住居のマンションの規約で、バイクのサイズ制限「全長1900mm以下」というのがあり、選べるバイクはかなり限定されてしまいます。基本的に126cc以上のバイクは無理(保険の関係もあって探してませんが)。

解決案2:テントをソロ用コンパクトのに買い換える
 実はコレが一番の解決方法なのではないか?と思います。ソロなのに3ルームテントってなによ?という話です。
ソロ用のコンパクトテントであれば、おそらく何も問題は発生しないです。
ですが、就寝時にバイクをテント内に引き込めるというのは非常に安心感がありますので、この運用で行きたいです。(ワンポールテント・・・なんでもない)

解決案3:トップケースをやめる
 P型を考えた。これの問題はキャリアの耐荷重です。実はトップケース自体が5kgあります。これが無ければある程度の荷物はクリアになります。実際問題、バッグに荷物を全部突っ込んだときの重量は24kgでした。シートとキャリアで荷重半分と考えると12kgとなります。バランスをシート側に持っていけば8kgはクリアになります。
そして、トップケースに入れる荷物はバッグに詰めることが可能。下手にP型に入れていくよりも効率よく荷物を入れられることは間違いないです。

 
再考察の結果、テントは衣装ケースをやめて元の収納バッグに戻し、普通に防水バッグに詰める。と言う形でトップケースを使わない。という方法が現行の道具での対策となりました。後は実際にやってみてどうか?ということになります。

なんですが、実は2点問題が。シートとキャリア(ケースのベース)に段差があるのです。高さ約8cm。この段差を解消させる必要があります。それから、一番のデカブツであるテントをバッグの一番下に配置すると、結局シートをある程度浸食してしまうという罠があります。まだちゃんとサイズを測ったわけではないのですが、机上計算では、
 シート:幅18cm(タンデム用バンドまで)
 バッグ:幅22cm(実際は25cm程度としておく)
数字的に若干足りてませんが、前回はトップケースを装着してからのバッグ浸食で、トップケースの浸食は4cm前後です。つまり、30cmくらい浸食していた。と言うことになります。差は10cm。かなりのサイズが変わります。

なんとなくですが、やっぱりバンドまでには荷物は収めたいところです。実際のタンデム走行の場合、やっぱりそれくらいの位置になるのでしょうから、ライダーのポージングを考えた場合シートには余裕があった方が良いような気がします。

となると・・・
幅18cm×高さ8cm前後(シート幅は30cm前後)の空間を埋めて、その上にキャリアまで覆うサイズの板を置く。と考えました。
キャリアの縦幅は約30cmなのでバンドまでだと48cm。横幅はパニアケース外側までとすると約75cm。バッグは38cm×70cm。どうやら必要十分なサイズになることが判明です。バッグの高さは48cmとのことですが、それは入れ方と防水用のバッグの巻き次第。ある程度幅を太らせて高さを抑えることも出来るでしょう(ソフトバッグなので)。
この板をキャリアに乗らないように。かつ、横振れしないように固定出来るように出来れば良さそうです。

板は風雨を考えて金属製。サイズ的にワイヤーラックの板が良さそうな感じですが、ホームセンターでそれっぽいのを物色しようと思います。
また、どうやってバイクへ搭載するのかは別途考察が必要。特に「シートに載せて、キャリアには載せない」という方法を考え出さないと行けません。吊り橋のような構造にすれば行けそうだ。という構想はあるのですが、それを実際どうやって実現するのかを考察・実験しないとダメでしょう。30kg。瞬間最大だと60kg以上に耐えられるように考えないと行けないのかなぁ・・・
構造力学とか勉強しておけば良かったかもしれませんねぇ。

んー、しかしここまでやるとバッグではなくツールケースでも良いような気がしてきますね。
いずれにせよ板を用意できてから考えれば良いことですが。